王を殺した豚 王が愛した象―歴史に名高い動物たち

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480857743
  • NDC分類 204
  • Cコード C0020

内容説明

エデンの園の蛇から、トロイアの木馬、ハンニバルの象、デューラーの犀、ミッキーとドナルド、クローン羊ドリーまで―フランスの紋章学の鬼才が描き出す、人間の歴史と文化を彩った有名な動物たちのドラマ。尽きせぬ味わいを秘めた歴史絵巻。

目次

原罪の蛇(『創世記』三章一‐十五節)
ノアの箱船の動物たち(『創世記』六章九節‐九章十七節)
ラスコーの動物壁画(一七〇〇〇年前)
ミノタウロス(ギリシア神話)
トロイアの木馬(ギリシア神話)
バラムの雌ロバ(『民数記』二十二章五節‐二十五章二十五節)
ヨナの鯨(『ヨナ書』一章一節‐四章十一節)
ローマの雌狼(紀元前八世紀)
カピトリウムの鵞鳥(紀元前三九〇年)
ハンニバルの象(紀元前二一八‐二〇二年)〔ほか〕

著者等紹介

パストゥロー,ミシェル[パストゥロー,ミシェル][Pastoureau,Michel]
1947年生まれ、古文書学校卒。高等実習研究院第四部門教授。紋章学、色彩・動植物の歴史人類学専攻

松村恵理[マツムラエリ]
1962年生まれ、美術史家・翻訳家。ジャポニスム・近代装飾美術史専攻

松村剛[マツムラタケシ]
1960年生まれ、東京大学大学院助教授。中世フランス文献学専攻
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感想・レビュー

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Yobata

3
聖書の創世記に登場する蛇から現代のクローン羊に至るまでの、世界の神話や歴史に登場する動物達をフランスの紋章学者が考察する本。歴史上最古のラスコーの動物壁画からノアの箱舟の動物,ミノタウロスなどの神話,トロイアの木馬,ローマの雌狼などの伝説等の逸話的な動物に加え、ハンニバルの象,ナポレオンの蜜蜂などの歴史上の人物に影響を与えた動物、更にはネス湖の怪獣ネッシー,最初の宇宙犬ライカ,そしてミッキーやテディベアなどの現在キャラクターになっているものまでとりあげ、それらの動物たちが歴史の中でどのような役割を→2006/06/01

shiro

0
著者がフランス人なのでヨーロッパ、特にフランスが中心。古来、動物たちが文化的にどのようなイメージを持たれ、扱われてきたかが分かる。2016/02/07

せがわ

0
聖書の話が多い。ちょっと考えていたのと違ったので途中で断念2008/09/19

tkm66

0
資料。でも売った筈。2003/06/23

small_akuto

0
紋章学の研究者ミシェル・パストゥローが歴史に見られる動物の象徴的意味や文化的側面を概観した本。人類のもっとも早い家畜は羊だった?といったことや、中世の街はブタが放し飼いにされていた等、意外と知らない動物との関わりが知れて面白かった。 この人の紋章学の本も読んでみたいな2022/06/29

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