内容説明
本書は、実母を処刑した白雪姫、魔法の力を借りなかったシンデレラ、2つの禁断の鍵を開けてしまった青髭の妃など、偽りのおとぎ話の原型を解き明かす。
目次
白雪姫―実母との愛をめぐる闘い
シンデレラ―母が遺した幸せへの約束
カエルの王子さま―女心を変えた不思議な力
青髭―禁断の鍵はもうひとつ
眠り姫―王女が眠った本当の理由
ネズの木―おとぎ話はこんなに怖い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
47
見事なまでに引っくり返った白雪姫。こうなるとお妃さまの方を応援したくなる。「ネズの木」は元ネタ?を知らないが、残虐すぎてビックリ!(一応童話なのに…) どの童話もひと捻りふた捻りあり、ちょっとクセになる(笑)2018/03/14
そのぼん
36
以前に第二弾のほうを読んだことがあるのですが、そちらと同様、ブラックで性的な話も多い作品集となっていました。『白雪姫』もこんな話だったのかと衝撃的でした。2013/02/21
りお
20
大人向けのエログロ要素のある童話。2021/04/27
詠(よみ)
8
精神分析を少しかじってから読むと、見方は変わった(ような気がする)。 著者の先生の解釈が本文にも多く入っているのが、少し気になるところもあったが、やっぱり面白い。2018/08/23
凡人太郎
7
どの作品にも殺しやセックスなどの場面があり、当初のグリム童話は完全に大人向けだったんですね。 2012/12/29