江戸のなかの近代―秋田蘭画と『解体新書』

江戸のなかの近代―秋田蘭画と『解体新書』

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480857293
  • NDC分類 721.7
  • Cコード C1021

内容説明

18世紀後半の日本、長崎から遠く離れた東北の小都市に誕生した洋風画。近代日本科学史の金字塔『解体新書』に関わる知られざるドラマを、豊富な図版をまじえて紹介する。

目次

序 江戸文化をよみなおす
1 秋田蘭画の不思議―小田野直武とその同時代世界
2 秋田蘭画事始―曙山・直武を中心に
3 秋田蘭画の影響
4 江戸の解剖図
5 江戸絵画と客観主義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

40
卒論の参考資料。死者を描いた幽霊画と無惨に死にゆく人を描いた無惨絵の写実性に注目していたら「元禄日本錦 み村松三太夫高於 顔面の皮膚剝取」では顔の筋肉が、「魁題百撰相』では切り落とされた首から見える血管や骨、切腹した腹から漏れ出る腸、鬱血が生々しく、描かれていることに気づきました。それに蘭学での解剖学が影響を及ぼしているのではないかと思って調べました。求めていた答えは得られませんでしたが、違った観点を得られました。(コメントに続く)2014/10/30

Meroe

2
そうそうたる顔ぶれによる、秋田蘭画と『解体新書』の思想的・社会的背景から世界史的影響にまでわたるシンポジウムをベースとした論文集。写生するとはなにか、「有用な絵」とはなにか。これをたたき台にしていまではもっと研究が進んでるのかな。2012/01/30

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