日本軍捕虜収容所の日々―オーストラリア兵士たちの証言

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日本軍捕虜収容所の日々―オーストラリア兵士たちの証言

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  • サイズ A5判/ページ数 470p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480856975
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0021

内容説明

22000人の捕虜たちは、どのように扱われ、日本軍をどのように思い、どのように死に、そして生き残っていったのか。日本とオーストラリアとの間に戦争があり、二万人を越す戦争捕虜が出たことは、日本ではほとんど知られていない。オーストラリア兵元捕虜へ直接インタビューを行い、戦争の真実を重層的に描く。

目次

こわいもの知らずの出征
海に囲まれ脱走不能のチャンギ収容所
奴隷暮らしへの旅―マレイ半島を北上
タイ=ビルマ鉄道建設―残虐な強制労働
それでもチャンギは極楽だった
収容所にほうり込まれた女たち
アンボンで何が起こったか
もう生き続けられない―極限状況の毎日
生存への脱走計画―その表裏
自由への険しい道程―脱走に成功した男たち〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

34
戦争中日本軍の捕虜となった豪兵士2万2千人。南洋から東南アジア、日本、満州まで各地の収容所に移送され強制労働の日々を送る。虜囚生活を生き抜き帰国できたのは約1万4千人。日本とオーストラリアにこのような史実があったとは知らなかった。分厚い本ですがその体験の凄まじさに圧倒された。苛烈な環境下でも、へこたれないし、ユーモアを忘れない、仲間を思いやるというオーストラリアの国民性なのかな?には、読んでて快哉を覚える所が多々。そしてこれ読むと日本の再軍備化には日本人だけでなく海外でも苦々しく思う人かなりいると思うよ!2015/09/28

teitowoaruku

1
太平洋戦争を知る上で欠かせない民間人や捕虜虐待という加害の歴史。原爆投下をざまあみろと捕虜が思う下りがあるが、彼らにとってはそれで自分の命が助かったのであるからやむを得ないところだろう。捕虜が収容所において、早口の英語で日本語らしく申告していたという話が面白かった。2023/05/19

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