内容説明
いまや世界経済の震源となった“アジアの衝撃”の背景には、近世以降の五百年に及ぶ歴史のドラマが秘められている。西欧世界との相剋を経てよみがえり、世界史のパラダイム転換を求めるアジア世界の過去・現在・未来。
目次
第1部 アジア経済圏―五百年のダイナミズム(日・欧の近世;チャイニーズ・コネクション;西洋文明とアジアの工業化;西太平洋経済の新潮流)
第2部 アジア文明圏―未完のドラマ(「鎖国」と「近代世界システム」;「海洋国家としての中国」と日本;日本の工業化とアジアの文化変容;冷戦後のアジア経済と日本)
エピローグ アジアにおける「近代の超克」