売春の社会史―古代オリエントから現代まで

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売春の社会史―古代オリエントから現代まで

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  • サイズ A5判/ページ数 496,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784480855732
  • NDC分類 368.4
  • Cコード C0022

内容説明

売春の歴史はそのまま、社会の中での女性の地位の変遷の歴史であり、男女関係の歴史でもある。豊富な資料をもとに、売春と各時代の婚姻制度、性道徳、女性イメージなどとの関連を通じて、売春問題の本質に迫る。

目次

第1章 売春の起源
第2章 古代オリエント―聖と俗
第3章 ギリシア人―ポルノグラフィーと性への怖れ
第4章 ローマ人―アンビヴァレントな感情
第5章 キリスト教、イスラム教と性道徳
第6章 インド、中国―もうひとつの見方
第7章 中世ヨーロッパ
第8章 宗教改革と梅毒
第9章 王侯と平民
第10章 統制と現状維持
第11章 アメリカでは
第12章 医学とセックスと女性
第13章 廃娼運動と法律
第14章 変わりゆく二重規範

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Smith, Ordinary. Person.

2
 売春:女性が報酬を得ることを目的として不特定の相手と性交すること。売春――性風俗産業の歴史とはすなわち、社会における女性の地位と性の変遷、そして男女関係の歴史でもある。悪のイメージが付きまといつつも、現代まで廃れることなく続いてきた理由とは。豊富な資料をもとに、古今東西における売春と各時代の婚姻制度、性道徳、女性イメージなどとの関連を通じて、売春――性風俗産業の本質に迫った好著。(コメントに続きます)2022/07/30

りっちー

2
売春がテーマとなっているが、セックスに関わる文化と歴史全般について言及している。 作者はカトリックかな? なんとなくそういうベクトルを感じる。 話が凡汎なのでナナメ読みと飛ばし読みをして読了しました。時間がたっぷりある人はじっくり読んでみると良いと思います。2019/08/17

ヨシツネ

1
神殿売春含め古代の性には証明が難しいという点を理解していないと民俗学者の根拠不明の内容に惑う2019/01/04

樹燐

0
なかなか興味深い(´ω`)でもさすがに地下鉄内で読むのははばかれた。2010/02/13

ckagami

0
30年前の本なので価値観的にうーんとなる部分もあるが、学術的に売春の歴史をまとめた本。年号などに誤植あり。「(男性と女性それぞれに当てはめられる)二重規範」をキーワードに、売春の定義の難しさ、宗教との関わり、婚姻や女性観と密接な関係があるなど、平易に書いてある。西洋古代の女性史についてはあまり類書がなく(特にローマやビザンツ)、女性に関わる規範が娼婦に限らず書いてあるので参考になった2022/01/10

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