内容説明
アメリカの30年、感動のクロニクル。1954年夏、公民権運動に揺れ始めたアメリカへ、一人の日本人留学生が渡った。はじめて目の当たりにした〈差別の現場〉の衝撃。以来36年におよぶ伴走者として、合衆国の黒人問題をみつめ続けて来た著者が、豊かな体験を通じてリアルに描き出す“自伝的アメリカ論”900枚。
目次
テキサス、オースチン・カレッジ
ヒューズとサイラス・モズレー
ワシントン・ゲットー
黒人教会
ハワード大学
ホンキートンクの黒人たち
能なしめ!
ミセス・ルーイス
メリディアン・ヒル公園とジラード・ストリート協会
ヒューズのハーレム
深南葺の旅
華麗なプランテーション・ホームの影に
バイブル・ベルト
黒人文学を講義する
南部は変わったか?
アラバマで体験したこと
心に残るタラデガ・カレッジ
オースチン・カレッジ、ふたたび
少数民族の中の「アメリカ」
南部農村地帯の黒人たち
日系人
国境を越えるメキシコ人
インディアン保留地にて
「ブラウン判決」以後
都市の中の都市
「人種主義」を考えるための6冊
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- 和書
- 親鸞とその時代