内容説明
日本全国、世界諸国の津々浦々。台所探検の行脚をつづけた小父さんのするどい眼力、やさしい心。新聞連載好評コラムに新稿100枚。
目次
1 台所のありか―家族論のシーンとして
2 台所という空間―水まわりの再編成
3章 昔の道具・いま―見失った道具の値うち
4 鍋とその周辺―命がけの道具
5 文化と非文化―暮らしの道具だて
6 道具に託すもの―形を決める力
7 家庭を電化する―道具のパラドックス
8 調理ということ―不幸を転ずる知恵
9 ひと・こころ・味―五次元の味覚世界
10 環境を食べる―サバイバルを豊かに
終章 台所空間のエートス