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内容説明
一台の移動図書館が火種となって火は全国に燃えひろがった。日本の公共図書館を住民のものにした著者が、現場での経験とそこから築きあげた考えを情熱をこめて訴える。
目次
1 かわる図書館
2 図書館のしごと
3 本をえらぶ
4 市民と図書館
5 図書館は建物ではない
6 司書というプロ
7 のりこえるべき問題
8 図書館の役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
80000木
9
すごい…めちゃくちゃわかりやすい、めちゃくちゃ読みやすい。納得させられる。もっと図書館使おう。そのために税金払ってんだ。たしかに民間委託の公共図書館はおかしい。「図書館を広い意味での教育機関と見ていない。場所、本を貸す物としか見ていない。図書館員の仕事を本の番人程度にしか見ていない。誰にでもできると思っている。」アルバイトで小遣い稼ぎのカウンター職員じゃなくて、やっぱり責任と熱意を持ったプロフェッショナルな司書さんに対応してもらいたいわな。司書はかなりの専門職だよ。キリンとハルカゼみたいな。2019/03/06
読生
3
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/44808537582021/02/07
kuu
2
図書館がサービス機関で、利用者が進化・発展させるものだという。図書館業務の原点を学びました。2013/09/10
ハヤカワショボ夫
1
図書館の研修会で推薦されたので読んだ。今までに読んだ図書館関連の本と比べるとちょっと古いのですが、今まで読んだ評論家や作家の本とは一線を画し図書館員が書いた本だけあり『本と人が好きな人でないとならない』等迫力が違いました。理想の図書館として英の図書館制度を挙げられ、閉架式書庫から開架書庫への流れや日本は民主主義と一緒で西洋文化の押しつけの制度だった事など成程と思いました。図書館は目的・機能・方法を教育・情報・文化・余暇等と割り切らず現実から理論立て検証しながら充実していくものだと分かりました。【図】★★★2015/06/11
えりや
0
選書に関する章などには疑問もあったが、根本は変わらないのだと感じた。本書の中で、農村の婦人たちを、本を読むこと=遊んでいるとする外圧から救った読書活動等を、『今でこそ批判的だが、当時これらの運動をした人たちを批判したくはない。』と書いている。そういう技法で壁を乗り越えたら、次の技法が必要になるのだ。中小レポートも、乗り越えていかねばならない時期なのかもしれない。2014/09/16