出版社内容情報
「はじめに、トラウマがあった。」『ヒステリー研究』に残された、もうひとつの光をたどる。精神分析家による、親愛に満ちた入門書。
【目次】
内容説明
はじめに、トラウマがあった。精神分析の誕生とその後を、かつてない語りで。
目次
第1章 フロイト
第2章 ヒステリー
第3章 誘惑理論の放棄
第4章 エディプスコンプレックス
第5章 精神分析とケア
著者等紹介
西見奈子[ニシミナコ]
1978年、鹿児島県生まれ。2006年、九州大学大学院人間環境学府博士後期課程単位修得退学。国際精神分析学会(IPA)認定精神分析家。京都大学大学院教育学研究科准教授、白亜オフィス。専門は、精神分析、精神分析史。2018年、日本精神分析学会奨励賞(山村賞)。2024年、日本精神分析協会土居健郎精神分析奨励賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソーシャ
8
語りかけるような筆致でフロイトの性的誘惑理論の成立やその放棄、その後の歴史に焦点を当てて綴った一冊。過去の分析家や患者の紹介を通して、現在のトラウマ臨床にも通じる問題についても具体的な例を挙げながら論じているあたり、著者の造詣の深さと確かな臨床経験が感じられる本でした。(精神分析の本は専門用語が多く硬くなりがちですが、ソフトな文体で読みやすく書かれているのもすごい)2026/04/04
かな
0
精神分析とフェミニズムはとかく食い合わせが悪いが、精神分析は第三派/ポストフェミニズムにつよく影響を与えてもいて…というボヤっとした認識のみがあった。本書では、フロイトの思想や人生を「ケアする女性」という視点から初学者にもわかりやすく語り直されていて、とても勉強になった。誘惑理論の放棄がトラウマの否定に繋がったという精神分析への歴史的批判はしかるべきだけど、SNS以降のフェミニズムの潮流に改めて「主体の欲望」を問い直す視点も必要なのではないかという感想を抱いた。2026/05/28
azu3
0
面白く、かつ読みやすくて一気に読んだ。最後の”誰がケアをしていたのかに気づく”というあたりは大変興味深かった。家庭内のみならず、社会とか国もそうだよね、と思う。精神分析に先入観があって毛嫌いしている人も、読んでみるといいね。2026/05/15




