出版社内容情報
よい・悪いに客観的な基準はあるか? 人工知能と人間は本当に違うのか――ソクラテスと古代の偉人たちが甦り、永遠不滅の哲学的超難問を徹底討論!
内容説明
「よい/悪い」に客観的な基準はあるか?人工知能は人間と同じように思考することができるのか?言葉の「意味」とはいったい何か?「知っている」とはどういうことか?そのための条件が不可避的にはらむパラドックスとは―「価値」「人工知能」「意味」「知識」をめぐる問いは現代哲学の超難問だ。もしも、ソクラテスとその素晴らしい仲間たちが今に甦って、こうした問いをめぐり侃侃諤諤議論を始めたら、どのような「対話篇」が生まれるだろうか。甦った古代の賢人たちが哲学的難問をめぐり繰り広げる知の饗宴。
目次
序 台所の言葉で語る哲学
アガトン―あるいは嗜好と価値について(アポロドロスの話;議論のはじまり ほか)
ケベス―あるいはAIの臨界(発端;ソクラテス登場 ほか)
意味と経験―テアイテトス異稿(言葉の理解のために必要な経験とは何か;意味は経験できるか ほか)
偽テアイテトス―あるいは知識のパラドックス(「この文が真であることをだれも知らない」;「自己言及」が問題ではないし、また、それを避けることもできない ほか)
著者等紹介
飯田隆[イイダタカシ]
1948年北海道生まれ。主に言語と論理にかかわる問題を扱ってきた哲学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。熊本大学、千葉大学、慶應義塾大学で教え、日本大学文理学部教授。慶應義塾大学名誉教授。科学基礎論学会理事長と日本哲学会会長を務めた。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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