双書zero
キャラクター精神分析―マンガ・文学・日本人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480842954
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0095

内容説明

涼宮ハルヒ、多重人格、いじられキャラ、DOB君、サンリオキャラ、Twitter、初音ミク、せんとくん、AKB48―。キャラ文化の諸相を横断し、究極の定義を与える。10年代の批評言語を刷新する画期的論考。

目次

第1章 「キャラ」化する若者たち
第2章 「キャラ」の精神医学
第3章 「キャラ」の記号論
第4章 漫画におけるキャラクター論
第5章 小説におけるキャラクター論
第6章 アートとキャラの関係性について
第7章 キャラの生成力
第8章 キャラ“萌え”の審級―キャラクターとセクシュアリティ
第9章 虚構としてのキャラクター論
第10章 キャラクターとは何か

著者等紹介

斎藤環[サイトウタマキ]
1961年生まれ。筑波大学医学部研究科博士課程修了。医学博士。爽風会佐々木病院診療部長。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析、「ひきこもり」問題の治療・支援ならびに啓蒙活動。漫画・映画等のサブカルチャー愛好家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

16
賢い脳みそがあれば、もっと面白く読めただろう。一部漫画や小説、ゆるキャラに関する部分は興味深く読めた。クラスやグループでキャラ被りしないよう空気を読む若者も多いと言われれば、確かに朝井リョウの小説とかに出てきそうな話。キャラに囚われ過ぎて言動まで制限してしまうとなれば悩ましい。大人になってみれば、相手によって態度を変えることは決しておかしくもないしむしろ普通にしていること。義母に対するキャラ、友達に見せる顔と、妹と話す時の素の低い声は明らかに違うもの(笑)うまく付き合っていきたいな。2014/06/11

ヤギ郎

13
著者『戦闘美少女の精神分析』の議論を拡張し、また補完する一冊。とても勉強になった。サブカルは「キャラ」消費で成り立っているといっても過言ではない。オタクたちが「萌える」、「キャラ」というものは何なのか。「キャラクター」との違いを見つめながら、「キャラ」にまつわる精神分析をおこなう。『戦闘美少女の精神分析』は2000年に発表され、本書は2011年に発表された。筆者自身の「ゼロ年代サブカル論の総まとめ」が詰まった本なのかもしれない。2019/10/01

白義

10
ここ十年のキャラ/キャラクター論の中間まとめ的な本。学校でのスクールカースト、キャラ化する若者からサブカル、文学にラノベまで、該博な知識で整理している。キャラの想像力が今後ますます前傾化するだろう時代において、西尾維新らキャラクター小説、ライトノベルを読み解く入門啓蒙書としても使える。この啓蒙書っぽさは斎藤環が完全なオタクではないところ(例えば斎藤環は二次元美少女キャラクターでは「抜けない」そうな)にあるんだと思う。中間に位置する観察者として知識とスタンスを普及するのに向いているのだろう2011/12/06

emuuwaii

8
先日、講演を聞いて。キャラとは何か、そのコミュニケーションの疎通性を高め変化を切り捨てる機能などについて解説されていました。ここ10年のサブカルチャーやそれらを批評した本、ラカンや精神分析が出てきて、ついていくのが大変でした。「キャラ」という言葉がいろいろな対象に使われており、何に対して使われているかを気にしておく必要があるかと。「人間」-「単独性」=「同一性」(=「キャラ」)という視点は興味深い。それをふまえると「キャラは成長・成熟しない」という言葉はどう読んだものか。また再読しよう。2011/11/14

5
興味深い評論だった。精神科医の視点で「キャラクター」を考察し、さらに日本独自のオタク文化を解説している。学術的な専門用語が多用されているため深く理解するには至らなかったが、文章もわかりやすく、取り上げている題材も有名どころを押さえているので面白く読めた。随所にオタクネタが登場するので思わずクスリと笑ってしまうことも多々あった。5章の『小説におけるキャラクター論』が特に面白かった。マンガ関連の評論は初めて読んだが、とても興味深い内容だったので関連書も読んでみたい。/キャラ=同一性。キャラは換喩的存在。2014/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2983931

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。