内容説明
天武天皇は壬申の革命による王権の簒奪者なのか?新しい国家理念を象徴する国土と国民の守護神として伊勢神宮はいつ成立したのか?記紀神話と古代史学の森を渉猟し、その創立・祭祀・建築をめぐるミステリーに民間学の立場から光をあてた渾身のライフワーク。
目次
序章 伊勢神宮への道
第1章 日本国の象徴
第2章 神宮建築と神域の今昔
第3章 天照大神とよぶ神
第4章 天孫降臨と伊勢神宮
第5章 倭の大王と伊勢の大神
第6章 壬申の革命
第7章 伊勢神宮の創立
終章 革命のユートピア
著者等紹介
川添登[カワゾエノボル]
1926年東京生まれ。早稲田大学建築学科卒業。53年『新建築』編集長。57年独立して建築評論家となる。60年世界デザイン会議日本実行委員。69年大阪万国博覧会テーマ館サブ・プロデューサー。70年京都にシンクタンク・株式会社CDIを設立。72年日本生活学会設立、理事長・会長を歴任。81年つくば国際科学技術博覧会政府出展総括プロデューサー。87年郡山女子大学教授(‐99年)、93年早稲田大学客員教授(‐96年)、99年田原市立田原福祉専門学校校長(‐02年)。現在、株式会社CDI顧問。日本生活学会・日本展示学会・道具学会名誉会員。1960年『民と神の住まい』により毎日出版文化賞、82年「生活学の提唱」により今和次郎賞、97年南方熊楠賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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