内容説明
文化の基底にあるもの。日本人の思考のあまりにも深いところにあるため、ひとがなかなか気づかないもの―織物を織り、色を染める女性の作業を考えることによって、歴史学の方法を深く問い直すしなやかな日本文化論
目次
木綿の夜具地
青衣の女人
摺染のみだれ
言葉の色とつや
古代と夢の色
相撲図絵
お水屋さんごっこ
旅の記憶
緞帳の余白
すだれごしに見る
褪せた緋色
目で食べる料理
雑誌考
笑いの記号
無意識のデザイン
染と織―文化の基底にあるもの
手仕事の現場―日本染織紀行(加賀の友禅染め;西陣織物の風合;琉球染織の重み;黄八丈の世間;出雲風呂敷にひそむもの;丹後のちりめん)
自宅も現場―妹の力



