内容説明
グリム童話には「心の成長の鍵」が埋まっている！さまざまな角度から解き明かすグリム童話の魅力のわけ。
目次
１ グリム童話の根底にあるもの（グリム童話は残酷だというけれど；グリム童話のおもしろさ；グリム童話の読みかた；グリム童話は子どもの本としてふさわしいか ほか）
２ 見方を広げる（大学生から見たグリム童話；アメリカの傾向；心理学の解釈；ドイツ文学のなかのメルヘン）
著者等紹介
野村〓［ノムラヒロシ］
１９２５年生まれ。京都大学文学部ドイツ文学科卒業。東京外国語大学名誉教授
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感想・レビュー
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ぼんくら
7
グリム童話出版200年で再読。「決定版完訳グリム童話集」の解説などをまとめたもの。リュティの文体論、プロップの構造論、ヨレスのジャンルについての解説、心理学や性差別などからのアプローチ、ドイツ文学の中での位置づけなど、様々な角度からグリムを読み解きます。野村さん訳のグリムも読んでみなくては･･･。2012/02/04
なが
2
グリム童話好きです、というと未だに二言目には「ああ、本当は残酷とか言うよね。」と言われることしばしば。思えば、童話民話神話等において、ちょっとやそっと手がとれようが足がとれようが平気でストーリーが進んでいくのは当たり前のことでさほど疑問にも思わず読み進めてしまっていた。それに対するとても納得できる答えが書いてありました。なるほどな。2015/08/07
