コールハースは語る

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480836441
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0052

内容説明

彼を突き動かすのは何か!疾走する建築的対話。

目次

1 中国について
2 ヨーロッパについて
3 都市間問題について
4 ソウル ダイナミックな迷宮
5 ベルリンについて(ベルリンの建築;移動する都市)
6 ポルト・コンサートホールについて

著者等紹介

コールハース,レム[コールハース,レム][Koolhaas,Rem]
1944年、オランダ・ロッテルダム生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。『ハーグ・ポスト』紙記者、デ・ブランケ・スラフィン社の脚本家を経て、ロンドン建築アカデミーで学ぶ。1975年、OMA設立。1995年、ハーバード大学教授に。プリツカー賞(2000年)、高松宮殿下記念世界文化賞(2003年)などを受賞。多くの建築プロジェクト、展覧会のほか、雑誌編集に携わるなど多方面で活躍する建築家

オブリスト,ハンス・ウルリッヒ[オブリスト,ハンスウルリッヒ][Obrist,Hans Ulrich]
1968年、スイス・チューリッヒ生まれ。パリ市立近代美術館、ウィーン・ミュージアム・イン・プログレスのキュレーター。1997年、ベルリン・ビエンナーレを手がけ、高く評価された

瀧口範子[タキグチノリコ]
ジャーナリスト、編集者。テクノロジー、建築などに関する執筆のほか、展覧会、番組制作などのコーディネーションに携わる。上智大学外国語学部卒業。スタンフォード大学工学部コンピュータ・サイエンス学科客員研究員(1996‐98年)。現在シリコンバレーの本拠地に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリナ松岡

5
分かったような、分からなかったような、というのが実は正直な感想です。同じシリーズのザハ・ハディッド氏のものも相当難解でしたが、今回もいい勝負でした。ただ、コールハース氏の視点はやはり独特で、発想が面白いと思える箇所は多々ありました。それと『錯乱のニューヨーク』からの類推で、氏の受け答えはどうせ皮肉まみれだろうと思ってたんですが、そんなことは全然なく、割と素直な回答が多かったように感じました。2018/09/04

タイマー5分

2
メモを取りながら読んだ。一貫したテーマがないから、コールハースの様々な考えに少し触れるといった感じ。面白いひとこととかはあるものの、なんかもの足りなく思ってしまう。「ショッピングを悲惨なものにしてるのは、自由が欠落し、消費を義務付けられる点。」「建築は制御力を行使しようとする必死の試みであり、アーバニズムはこの試みが失敗した姿」などの言葉が印象に残った。術館に2つの順路を作るというのが面白い。ノスタルジアを過剰に拒絶していたのは、様々な事に対して論理的であろうとするからだろうか。2019/06/02

hobby no book

2
仕事の移動の合間などを使いながら、当時の仕事についてわりとリアルタイムに語らっているのか、話題としては何となく散漫な部分もあるように感じられて、個人的には「建築家の講義」のシリーズの方が刺激的だったけれど、所々興味を引かれる話題も。2013/02/09

2
コールハースの対談集。「市場がまだ完全に食い尽くしていない領域は政治のみ。政治こそ文化なのだ」というフレーズが印象的。つまり市場原理から自由になれるのは政治の領域のみであり、そこでこそ純粋な建築活動が可能なのだ。そしてそのために政治の領域へと建築家の職能を拡張することが必要なのだろう。また歴史に何ら関心がないにも関わらず、楽観的なノスタルジーに酔いしれる現代の倒錯した状況への批判は激しく同意。人々がノスタルジーに浸るとき、過去の正のイメージだけが取り上げられ、負の歴史は隠蔽され忘却されていくのだ。2011/08/02

アクル

1
yesが言えないクライアントの話、どこかで決断 永遠の粗探しでは進まない2017/08/10

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