内容説明
現代フランスにおける最も高名な批評家モーリス・ブランショの、50篇余の時評をもとに全体を再構成した第一評論集。
目次
不安から言語へ(キルケゴールの『日記』;マイスター・エックハルト;プルーストの経験;リルケ;フェードルの神話;いかにして文学は可能か?)
詩についての脇道(マラルメの沈黙;ベルグソンと象徴主義;ランボー以後;レオン・ポール・ファルグと詩的創造;ラマルティーヌの位置)
小説についての脇道(ロートレアモン;バルザックにおける小説の技術;或る神話の誕生;異邦人の小説;メルヴィルの秘密;エルンスト・ユンガーの或る作品)
脇道各論(モリエール;スタンダールと感じやすい魂;ゲーテとエッカーマン;アンドレ・ジッドとゲーテ;アルベール・ティボーデの批評;ポール・クローデルの或る作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
noeon
1
「いかにして文学は可能か?」非常に明快で面白い。文学の要請とは、言語という共通のものを媒介に、唯一のものを現れさせることである。なされてきた挑戦は二方向ある。未知の言語の探求と、言語の棄却による秘密の提示である。しかし両者ともに限界を持つ。前者は結局のところ言語に極度の関心を向けるものであり、後者は言語というイデオロギーが新たなイデオロギー(形而上学、宗教、感情)に取って代わられるだけであるため。ポーランのコペルニクス的転回とは、表現すべき内的世界と言語の限界を見つめ直すことである。2015/08/24
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