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内容説明
料理は芸術、芸術家は誘惑者。1987年度アカデミー賞外国語映画賞受賞作の原作の、デンマーク語版からの名訳。遺作『エーレンガート』を付す。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miho Haruke
5
『アフリカの日々』の作者と同一人物だと知った時には本当に驚いたが、瞬時にそれ以上ないくらい腑に落ちた。『アフリカの日々』でもこの人は物語を語る人なのだった。それにしても表紙は高橋常政のイラストの方がよかったなあ。2016/05/26
堆朱椿
2
「エーレンガート」の方が気に入った。エーレンガートがカッコいい。「バベットの晩餐会」は、この作者の中ではシンプルな話だと思う。映画は見てません。2014/09/05
neimu
2
映画も是非観て下さい。いいですよ。本当にしみじみ味わえる一冊。2007/06/11
左手爆弾
1
プロフェッショナルの技によって、人々の心はほぐされる。真に美的なもの、人々の心を豊かにするものがこの世には確かにあることを教えてくれる。それが絵画でも音楽でも詩でもなく、料理であるのだから面白い。料理についてのうんちくがわからなくても、自然と心がほぐされ、豊かな気分になる。どれも全て、人間の力である。2012/12/20
しょうたん
1
美味しいものを食べた後の、あのふわふわとした幸福感。世界中が明るく美しいものになったような喜びが最高に表現されている。「育てられ躾けられていたのです。」バベットのこの言葉には唸った。私達は美味しいもの美しいものの奴隷だ。2011/01/23