内容説明
なぜラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だけが日本人の「心性」と「霊の世界」をこれほど正確に読みとることができたのか。この謎に迫るハーン研究第一人者の豊かな示唆に富む、明解な論稿エッセイ。
目次
小泉八雲と霊の世界
祭りの踊り―ロティ・ハーン・柳田国男
ハケルダマ―ハーンと藤村
果心居士の消滅―西洋のミメーシスと違うもの
日本文学に底流するアニミズム
江戸風怪談から芸術的怪談へ―石川鴻斎・ハーン・漱石
御神木が倒れた日
夢の日本か、現実の日本か―ハーン『英語教師の日記から』
異文化を生きた人びと
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