出版社内容情報
サントリーに入社すると上司が「係長」山口瞳だった。
直属の上司だった「係長」山口瞳は、著者にとって会社渡世や言葉遣いから酒の飲み方まで教えてくれた人生の教師だった。作品や体験を通して、その真髄を描く。
内容説明
『江分利満氏の優雅な生活』連載開始の翌年、著者がサントリーに入社すると、直属の上司が「係長」山口瞳だった。前著「『洋酒天国』とその時代」で第24回織田作之助賞を受賞した著者の好評第2弾。
目次
第1章 渡世と処世
第2章 酒場のしきたり
第3章 女について
第4章 複眼の作法
第5章 「会社人間」人生案内
第6章 人脈と派閥について
第7章 趣味の価値
第8章 家庭について
著者等紹介
小玉武[コダマタケシ]
1938年、東京生まれ。神戸、横浜で育つ。1962年、早稲田大学を卒業し、サントリーに入社する。宣伝部に配属され、広告制作、『洋酒天国』の編集に携った後、広報部長、文化事業部長などを歴任。その間、79年には『サントリークォータリー』を創刊し、編集長を務めた。また、取締役出版局長としてTBSブリタニカに出向する。2000年3月より早大参与に就任。教育学部などで講座を担当する。現在、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞事務局長、日本アルバン・ベルク協会常任理事、森澄雄主宰俳句結社『杉』同人。07年に刊行した『「洋酒天国」とその時代』で、第二四回織田作之助賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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