内容説明
法然、杉田玄白、貝原益軒、勝海舟、徳川慶喜、西太后、谷崎潤一郎…。彼らが生き抜いた「還暦」後の人生とは。
目次
老年の輝き
国家の大事に逢へばまだやるさ―勝海舟
大東亜戦争は蘇峰の戦争だった―徳富蘇峰
老後の春を解く鍵は―谷崎潤一郎
古稀過ぎて法難の旅―法然房源空
詩仙三十六人に囲まれて―石川丈山
われ老いて猶ほ好色―依田学海
落城の明治政府を再構築―山県有朋
元老の首相指名権を封殺―原敬
宮相と内府で計十五年―牧野伸顕〔ほか〕
著者等紹介
松浦玲[マツウラレイ]
昭和6(1931)年、広島県生まれ。京都大学放学処分。立命館大学大学院修了。京都市史編纂所主幹、著述業、桃山学院大学教授等を経て現在著述業。専門、日本近代の政治史・政治思想史
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感想・レビュー
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古古古古古米そっくりおじさん・寺
22
幕末維新史の研究で有名な歴史学者・松浦玲。この人の書く本が好きで、今までにも何冊か読んでいる。文章も好きだ。この本は28人の還暦人物列伝。幕末明治だけではなく、法然や昭和の人物も扱っている。どれも面白いのだが、たまたま私が手に取った本書が乱丁本で、96ページの次が113ページで、240ページの次が97〜112ページ。その後に241ページが来た(笑)。なので原敬の話がいきなり牧野伸顕になり、松田道雄の話の途中に急に原敬&牧野伸顕が挟まる。こんな乱丁本を手に取ったのは初めてなのでここに記す。2014/05/26