内容説明
治安維持法下の１９３３年に起きた「長野県教員赤化事件」に連座した父。６０年代、共産党員として全学連委員長、民青幹部を体験した私。違うようで似た体験をもつ二人。まだまだ貧しかった時代に、人々はなぜ社会主義に希望を見出したのか。
目次
序章 はじめての検挙
第１章 パラソルの女
第２章 信州の女先生
第３章 混沌の中で
第４章 父親のデスマスク
第５章 雲が動いた
第６章 それぞれの「その後」
終章 アカと呼ばれた人々
著者等紹介
川上徹［カワカミトオル］
１９４０年東京・亀戸に生まれる。４４年疎開し４９年上京するまでの少年時代を、長野県東筑摩郡にて過ごす。６０年東大入学。７２年「新日和見主義」査問事件に至るまで、共産党員として全学連委員長、民青幹部等を体験した。８０年以降、出版業に携わっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 燻製大事典
