大阪の生活史

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大阪の生活史

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  • サイズ B5判/ページ数 1280/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480816900
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0095

出版社内容情報

150人が語り、150人が聞いた大阪の人生。大阪に生きる人びとの膨大な語りを1冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。

内容説明

一五〇人が語り、一五〇人が聞いた大阪の人生。

目次

どこでやってんのって聞かれて昭和町っていうたら友達にめっちゃ笑われたみたいなんですよ。「難波とか南とか北ちゃうん!どこやねんそれ!」みたいな(聞き手=明石珠美)
たまたま暦を見たんですよ、神宮館とかありますでしょ。そしたら適業が書籍業って書いてあったんです。「あ、これだったらいいんだわ」と(聞き手=足立琴音)
うちのおかんは俺にだけよう言うてたんや、人に間に合う人間になれいうて(語り手=杉浦正生 聞き手=安達宏和)
今までは必死で何でも自分一人でやってきたけれど、少し甘えられるようになったのが六〇過ぎてからです(聞き手=阿部朱音)
こんなん好きやろとか言って、ほんでいきなり山を降りて、踊らされて。それが始まり(笑)(聞き手=池田アユリ)
もう正直邪魔くさいわほんま…耳いらんねんやったら残せよって思うもん(聞き手=石浦光代)
チャイムが鳴っているの、聞くのものすごく懐かしいし。で、職員の声とか、放送の声とか、あと、入り口の上に飾ってある絵、私のきょうだいが描いた絵なんです(聞き手=石田賀奈子)
私は私のお父さんみたいな人と結婚したかったん(聞き手=板坂淑子)
全部、嘘のかたまりや(聞き手=李ナオ)
「もう聞かへんから、最後に聞かせて。あんたはお父さんか、お母さんか」って。私は「お父さんやで」と。「よし、わかった!ほなお父さんやな」と(聞き手=井上司)
お父さん、タオルをすっごい、絞ってくんねん(笑)。あの、カラッカラになってんちゃん!っていうくらい(聞き手=井之上日向子)
じゃあ別に、本当に手術します、切ります、になったときに別に捨ててなくてもまあいい。それはそれでね、話のネタとして面白いやん。永遠の童貞ですって(聞き手=井上瑞貴)
楽しかったーとか言って帰っていく人多いからな。漫談ちゃうねん、言うねんけどな(聞き手=今堀紗理奈)
なんで俺だけ小遣いくれるのかなあって。それが本当の母親やったんやろうけどなあ。産んだ子はどうしても恋しいから見に来るんやろうなあ(語り手=富永武 聞き手=上田假奈代・岸政彦)
お父ちゃんが写真撮ったら、写真にお父ちゃんが写ってない。アルバムにな。お母ちゃんと子どもは写ってるけどもお父ちゃんは写ってない(聞き手=潮佳澄)
でも営業許可申請することによって、毎年確定申告せなあかんくなるやんか。どっちや、と(聞き手=大川将)
援助交際とかパパ活を通して、一番しんどいのってやっぱりこういう感覚が壊れること。感覚の崩壊って本当に元に戻すのが大変(聞き手=大久保遙)
朝三時に家出るやん、そしたら回す時間もないし、取り込む時間もないから、今のこのちょっと発酵させてる時間に、洗濯物干したいみたいな(聞き手=太田紗華)
もうパチンコでも何でもいいから借金つくったろう思って、わざと(聞き手=大坪加奈子)
でっかいやつばんばんばんて置いて「今日は白菜描こう」みたいなんで私が描いたら「あんた小さすぎるわ!」(聞き手=大野卓)〔ほか〕

著者等紹介

岸政彦[キシマサヒコ]
1967年生まれ。社会学者・作家。京都大学大学院文学研究科教授。主な著作に『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年、紀伊國屋じんぶん大賞2016)、『リリアン』(新潮社、2021年、第38回織田作之助賞)、『東京の生活史』(編著、筑摩書房、2021年、紀伊國屋じんぶん大賞2022、第76回毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

189
2年前に読んだ「東京」に続いて、シリーズ2作目です。今年の最巨編(菊版、二段組、1,300頁弱、150万字、約2㎏)を2日で完読しました。聞き手150人×語り手150人、多種多様(老若男女、LGBTQ、日本人、ハーフ、在日、外国人入り乱れ)な市井の大阪に棲まう人々のインタビュー集、ドラマがありました。前回の教訓から、持ち歩かず、自宅で読みました(笑)「大阪」が第二弾かと思いきや、実は「沖縄」でした。 https://www.chikumashobo.co.jp/special/osaka_project/2024/01/21

二人娘の父

12
読了!お腹いっぱい!!…ということで感想です。岸政彦・生活史プロジェクトで東京・沖縄・大阪…のべ400人の話を聞き終えた。話をまとめようとか、論じようとか、そういうことは私にはできない。いまはこれだけの人々の生活史を聞かせてもらったことに感謝である。さらに言えば、世の中にはもっと多くの生活史があるわけで、その果てしなさに、実は呆然としているというのが、正直なところだ。社会というのは、そうした知らない人たちの集合体であり、自分もその一人である。私には私の語りがあるのだということに、何か安心感を覚えるのだ。2024/05/05

大阪のきんちゃん2

10
岸政彦先生の本が出たというんで予約したのですが、1300頁近くある分厚さに驚愕!「まるで辞書やんか!」と思わず呟いて図書館窓口さんの失笑を買いましたw こんなん貸出期間中に読まれへんやんか…読めるとこまで読んでここでいったん登録、また借り直し繰り返すことにしました。 生活史というよりも生きてた証しの証言集といったところでしょうか。 読んでて面白おかしいものもあれば、もの悲しいやりきれないものもあり、一緒に泣き笑い。 聞けば「東京の生活史」というのもあるようで、そちらの内容はどんなんだろう?と気になります。2024/03/31

神戸山

4
圧巻 人の人生「覗き見」本、世間話「立ち聞き」濃厚ソース。インタビュアーのフラット&フランクが奏功してる。これから小説を書こうという人やシナリオライター志望の皆さんにはオススメ。手許に置いて辞書のようにどうぞ。もっともそのためには、索引や検索機能が欲しいところ。どうですか?岸先生 挑戦されては。ところでこの本、大阪弁の色と艶が土地の匂い(臭い)を醸し出してるけど、東京篇、沖縄篇はどうなんだろう。気になる。土地柄、お国柄… 社会学徒諸氏 研究テーマにいかが?2024/05/09

GRONG

2
1人分だけ読んだ。他の人の人生を聞くのは酒場で知らない人の話を盗み聞きしてるような、それでいてふと勉強になるような。長いのでまた今度読む。

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