山谷 ヤマの男

個数:

山谷 ヤマの男

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月25日 20時34分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480815316
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日雇労働者の街として知られた東京山谷。ここで百人を超える男たちの肖像を撮影した女性カメラマン。エピソードと写真を収録する。

多田 裕美子[タダ ユミコ]

内容説明

本書は写真家多田裕美子が、東京山谷の玉姫公園で開いた青空写真館で出会った男たち、両親が営んだ山谷の食堂に集まった人々を記録したフォト&エッセイ集である。

目次

泪橋の交差点にあった丸善食堂
投げつけられたコップと一枚の写真
玉姫公園ではじまった屋根のない写真館
用心棒とマネージャー
朴訥男の報告
丸善のシャッターと映画
母とカメラ
山谷ブルースを生きる男
チャンピオンとにせもの
津軽の三味線弾き〔ほか〕

著者等紹介

多田裕美子[タダユミコ]
1965年生まれ。東京浅草出身。東洋大学文学部卒業後、六本木スタジオ勤務、写真家岩切等の助手を経て、1995年からフリーカメラマンとして活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

76
1999年からの2年間、山谷の玉姫公園で撮った男たちのポートレイトと山谷を綴ったエッセイ。撮影のはじまりは、著者の父と母が営んでいた泪橋の交差点にあった丸善食堂だったがトラブルになったこともあり、父に「山谷が撮りたかったらひとりで店の外でやってみろ」と言われ、場所を公園に移す。「週末の土曜、日曜、来て写真を撮ります」のもとに集まった男たち。山谷の男だけがもっている、もたされている生の証を写したかったという写真には、影がでないように黒い布を使った背景に男たちの顔、立ち姿が浮かび上がる。→2023/10/03

ナミのママ

58
書評を読んでずっと気になっていた本。2016年発刊ですが写真は1999年から約2年間のものです。写真家の著者が山谷で週末に開いた青空写真館に「撮ってくれ」と訪れた男たち。そして実家が営んでいた山谷の飲食店に集まった男たち。その白黒写真とエッセイです。とにかく著者の見る目が優しいのに驚きます。自分の故郷や故郷の人を撮る目線なのでしょうか。でも被写体は「ヤマの男」、ちょっと怖かったり、ドキッとしたりします。労働の街だった山谷、今は福祉の街とのこと、読んでいて時代の流れを感じ、心寂しくも感じました。2017/02/19

ユーカ

29
2000年当時はまだ日雇い労働者の街で名の通っていた、東京・山谷に生きる男たちのポートレイトとエッセイを収めた一冊。著者のカメラマン、多田さんは私が若い頃に一緒に現場を駆けずり回ってくれた方です。私が初めて見た多田さんの写真は、この本に収められているオッサン達の写真でした。すごく面白かった! いま見てもすごく面白い。オッサンを撮らせたら右に出る者はいないかもしんない。16年経った山谷は以前とは違う街になっているそう。そこまで触れている、温かでいて硬質、黒い布バックの後ろに哀愁がちらつくフォトエッセイです。2016/09/14

tom

26
読友さんに教えてもらった写真集。著者が小学生のころ、両親は山谷で飲み屋を始めた。そして著者は写真を撮るようになり、廻り廻って山谷の公園にいた人たちを被写体にすることに。そうして撮った写真と被写体とのやり取りを書いた本。被写体になった人たち、山谷で日雇い労働をしていた人たちだけど、なかなかの男前。みなさんいい顔をしている。晴れやかな表情をしている。著者がそんな表情を生み出したのだと思う。そして、この本の出版の契機は都築響一さんとの出会い。都築さんもたいしたもの。2023/10/21

けんとまん1007

26
ポートレイト集。そこに生きる人たち。山谷(ヤマ)・・独特の響きを持つ。もちろん、その場にいたわけではないので、勝手なものを想像するしかない。そこに踏み込んだ1冊。時に、モノクロの写真は、とても雄弁になる。今回はまさにそれ。見れば見るほど、滲み出てくるものがある。ただいえることは、そこに暮らす人たちがいるということだ。正直で、逞しくもあり、優しくもあり、でも、切ない部分もある。2016/10/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11133570
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品