空想亭の苦労咄

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480814791
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

無類の落語好きのアンノ先生が、空想癖を駆使して語る「自伝のようなもの」。抱腹絶倒しながら読んでいると、人生哲学が鮮やかに浮かび上がってくるから不思議。

内容説明

無類の落語好きのアンノ先生が、空想癖を駆使して語る「自伝のようなもの」。抱腹絶倒しながら読んでいると、人生哲学が鮮やかに浮かび上がってきます。

目次

湯屋番
焼け跡
上野
骨董市
池之端
やまいだれ
下谷の山崎町
黄金餅
狭心症
アメヤ横丁〔ほか〕

著者等紹介

安野光雅[アンノミツマサ]
1926年島根県津和野町生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。また、美術の世界だけにとどまらず、科学・数学・文学などに造詣が深く、その好奇心と想像力の豊かさで、次々と独創性に富んだ作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

20
全編落語調で書かれていて、テンポが絶妙です。 結構シビアな話もあったのですが、テンポがいいので、暗くなることもなく、読後感も良かったです。 安野さんの別の一面を知ったようで、嬉しくなりました。「日本橋から銀座へ」では、自分の子供の頃のテリトリーの話で、思わずデパート巡りをして遊んだことを思い出しました。 しかし、あっちに飛びこっちに飛び、とりとめのない話が満載で楽しめました。 後書きと「註」が、本文と関係無いのも面白かったです。2014/08/29

あきこ

2
安野さんは絵本作家だと思い込んでいたが、文章もとてもおもしろい。本書は落語を聴いているような調子であらゆる話題に吸い込まれる。落語に知識があればもっと楽しく読めたのではないかと惜しまれるが、かなり楽しい。タイトルには「苦労」なんてつけているが、決して後ろ向きでもなく、明るく正面からぶつかっているのでいい感じ。2011/03/27

tama

1
図書館本 書棚で見つけた 全編落語調ですが、これがなかなか巧いっ!リズムいいなあ。挿絵は白黒のちっちゃいのが数点で若干さみしいです。お話はいつものようにあっちに飛びこっちに帰り。二等兵物語、笠碁などが心に残りました。最終章の「生き続けさせる」医学の話は、(私の)身内の現実が重なって重かったです。佳い作品。2014/06/07

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