内容説明
よんどころなく六十数年住んだ家を去って…静かに想う、記憶の中の風景や人びと。滋味溢れるエッセイ集。
目次
1 引越しつれづれぐさ(引越しつれづれぐさ;出てきた本のこと;「ドイツ文学」山塊 ほか)
2 自分と出会う(下町のはずれ、山の手の果て;夏休みとしての幼年時代;「日本児童文庫」の思い出 ほか)
3 ひと・本に会う(淡い靄のかなたから―耕治人のこと;図書館とのつきあい;私と梶井基次郎 ほか)
著者等紹介
高橋英夫[タカハシヒデオ]
1930(昭和5)年東京に生まれる。文芸評論家。東京大学文学部独文科卒業。1971年『批評の精神』で亀井勝一郎賞、1976年『役割としての神』で芸術選奨文部大臣賞、1985年『偉大なる暗闇』で平林たい子賞を受賞
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