出版社内容情報
「とりあえず今日を生きなければ、明日は来ない。」流されないこと。冷静になること。やんわりと説く示唆に富んだエッセイ。
内容説明
とりあえず今日を生きなければ明日は来ない。示唆に富んだ哲学エッセイ。
目次
とりあえず主義とは
神様の手を借りない
まず歩きなさい
エラスムス的平和主義
とりあえず主義者を自覚した日
喧嘩の作法を教える
とりあえず無頓着派
現代の童話「ここ掘れワンワン」
百聞一見にしかずの裏の意味
経済学者に聞きたい〔ほか〕
著者等紹介
なだいなだ[ナダイナダ]
1929年、東京に生まれる。慶応義塾大学医学部卒業。精神科医・作家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
22
つつがなく面倒な時代2014/11/03
showgunn
12
なだいなだ氏が亡くなってからもう三年も経っていた。氏の本を読むのは15年ぶりくらいで、これは2002年のエッセイ。 晩年(と言ってもそれから10年以上生きていたが)に至っても変わらない反骨精神と知性、そして弱者への優しさを持ち続けていたことが知れてよかったです。2016/07/27
ひまわり
4
「ぼくは,未熟だけど,とりあえず未熟なままで,あなたが来たら,あなたを治療するほかはない。この,とりあえず行動するという生活の姿勢を《とりあえず主義》というのです」私もとりあえず主義です。2013/09/28
Hiroki Nishizumi
1
気楽に読めるエッセイ。ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪ふざけ、老人と喧嘩、ピカソと子ども展の話しが特に印象に残った。2016/07/25
モダンな喪男
1
自分も「とりあえず」が口癖のようなものだが、それが自分の軸にはなっていないな。とりあえず主義、いいと思う。2014/02/15