内容説明
ターシャ・テューダー、ジョージア・オキーフ、ボニー・ビーと呼ばれたインディアンの女性…。歳月を生きた樹木のような確かさを持ちながら、深いロマンティシズムを愛する老女たち。老いとは、新しい旅であり、魂の成熟の日々である。
目次
魂の成長期―美しく老いるための日々
満月の夜のバースディ―どのように生きればスイートな老女になれるか
庭という「楽園」への誘い―老いることによってなお美しくなっていく人
心の小部屋に眠る過去―老いのなかで自己を見つめて
夜になったら森へ行こうとシニョレはいった―老いていればこその豊かさ
ボニー・ビー、「きれいな蜂」―老いるほどに深まっていく「愛と理解」
祖母からの贈り物―「なにより肝心なのはバランスなんだよ」
老いてこそ晴れ晴れ―沖縄のばあちゃんたちの陽気な老後
上等なコットンのような暮らし―年をとるのが楽しみになる写真集
荒野と白い麻のスカート―自己に忠実に隠遁した人
白いマーガレットの老眼鏡―「このトシで可愛いなんて素敵ね」
「何とかやっていくのが人生ですな」―オールド・レディの理想的な老後生活
『八月の鯨』について―老いた日の美しい朝
著者等紹介
宮迫千鶴[ミヤサコチズル]
1947年広島県生まれ。広島県立女子大学文学部卒業。画家、評論家、エッセイスト。画業とともに、家族や暮らし、いのちを見直す文章を発表
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