内容説明
風や草や川面のきらめきにうっとりとし、深夜の流れ星に夢を託す。この世知幸い世の中に身を置きながら、底ぬけに明るい松下センセとその一家の浮世離れした暮らし模様。
目次
満二十周年記念の日に
泣いていました
大きな買物
本が生き残りました!
“障害”をのりこえる愛
今年はまた一段とハラハラ…
巣立ちのとき
結構な御身分ですねえ
ヒューマンな顔を
真夜中のホテルで〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
21
充実した生活とお金は必ずしも一致しない。2021/08/13
コギー
2
大分県は中津在住の松下竜一(故人)が発行していたミニコミ紙「草の根通信」に1990年~95年に連載していた雑記コラム集。早いもので松下が亡くなり、もう20年が過ぎた。「ビンボー」を題材とした雑記コラムが事実上、文字通りのライフワークであった松下の同郷の偉人、福沢諭吉は、一万円札の肖像画として長年、親しまれているが、渋沢栄一に代わる。だが、昨今、空前の所得格差拡大が著しい。そうした中、少ない所得で愉快な生活を続けていた松下の雑記コラムは、令和の今こそ参考になるところも少なくないように思う。2024/07/06
nue
2
友人に勧められて読んだ本。作者が中津にお住まいなので、出てくる大分の方言(リアルすぎる)で笑ってしまいます。作者さんと奥様がお金がなくとも幸せそう。でも一番共感できるのは娘の杏子ちゃんにかもしれません。作者の方は「プロ市民活動家」ぽいし、共感できないところも多々ありますが、エッセイとしてはとても楽しく読めました。2021/04/29
takao
1
ふむ2022/04/29
紫電改
1
書評で面白いとのことだったのて一読。ビンボー暮らしを素直に書いた内容は読みやすくて楽しく読めたエッセイでした。年収200万円未満でもやっていけるのが不思議やけど2022/01/07
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- 和書
- 満ち足りた人生