手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々

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手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480813800
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

手塚が戦後に創始した「マンガのルール」の検証から始まり、強力なライバルたちの台頭と手塚マンガの危機、復活、そして死までを描く。マンガ家の思想を「線」と「コマ」に見る戦後マンガ50年の興亡のドラマが始まる。

目次

1 手塚治虫の線とコマ『メトロポリス(大都会)』
2 初期手塚マンガの達成『来るべき世界』
3 さまざまな実験『罪と罰』
4 手塚マンガのライバルたち『イガグリくん』『忍者武芸帳〈影丸伝〉』
5 ’60年代手塚マンガの変容『どろろ』
6 手塚マンガの再構築『火の鳥』
7 大友克洋と手塚治虫『陽だまりの樹』
8 最後の手塚治虫『ネオ・ファウスト』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんこい

4
手塚治虫のマンガをテーマや時代でなく、マンガの表現という面から分析、批評してその革新性や影響を描いていて、大変興味深かった。神様とほめるだけでなく、限界や挑戦まで冷静に評価しているのも良い。2013/07/24

がんぞ

3
表現者として手塚治虫の画風の変遷を、時代の風潮とともに解明していく。現代マンガは昭和3,40年代の理想化絵画記号化を脱しリアリズム、劇画化を経て「生活感」に至っている。専門誌ガロに対抗して創刊された「なんでも描ける」COMで、となったとき、『火の鳥』を/「虫プロの倒産」知らぬ間に社長にされ(社員の指図のままに父が実印を捺し印鑑証明を添えた)。左翼思考の組合は団交で「漫画家をやめて経営に専念しろ」と要求する始末。断るすべのないサイン会を終了した直後「倒産」を告げられた…苦しい時期に描かれた代表作『B.J.』2018/05/17

ナルシスト

1
 手塚治虫の功績はどれだけ大きかったのか。その画法やコマワリや擬音や表現方法からさぐる画期的なマンガ論。本人も模倣的なマンガ書きという利点を生かして説得力がありました。  何よりもまた手塚治虫のマンガが読みたくなりました。2011/08/29

shunkichi

0
H図書館。誰にどう影響をうけたかが具体的で面白かった。少女漫画への影響、または、からの影響がなかったのがちょっと残念。白土、大友との関連が特に面白かった。メビウスもでてきたので、びっくり。2012/03/26

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