内容説明
東北の山村にねむる壮大なまんだら世界。山紫水明の里、作谷沢は、今は忘れられているが昔は聖なる土地として人々が心を寄せた所だった。山や湖、一木一草、野路の石仏について語る村人の俚談をとおして、神仏も、人間も、動植物も共存してきた山里まんだらの世界をよみがえらせる。
目次
序章 まんだらへのいざない
第1章 天かける神たち
第2章 湖は生きている
第3章 巨石と大樹のうた
第4章 風雲畑谷城
第5章 打ちつづく凶作
第6章 巡見使の来る村
第7章 狐越街道今昔
第8章 野仏にねがいをかけて
第9章 作谷沢地名私考
第10章 山村に生きる
終章 まんだらの心をいまに
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