出版社内容情報
60年に及ぶ密教・密教美術研究の集大成として、著者自選の論文を元に全五巻の個人選集として刊行。第一巻は、『密教の風景』、『邪教・立川流』を収録する。
内容説明
60年に及ぶ密教研究、密教美術研究の集大成。第1巻は、密教の概説の巻になる。「風景学」の視点を導入し、密教の世界観を知るよすがとするために平安時代末期の僧・仁寛の見た原風景の再現を試みる。また、密教の核心に迫ったがゆえに、弾圧を受け消滅せざるをえなかった「真言立川流」の研究を収録する。
目次
密教の風景
喜多郎さんと四国霊場―空と海の響き1
竹宮惠子さんと歴史書―空と海の響き2
邪教・立川流
著者等紹介
真鍋俊照[マナベシュンショウ]
1939年東京生まれ。高野山大学文学部仏教学科卒業。東北大学大学院文学研究科(インド学仏教史学)修了。東北大学助手、奈良国立文化財研究所文部技官、神奈川県立金沢文庫長、コロンビア大学客員教授、宝仙学園短期大学学長、四国大学教授を歴任。文学博士。仏画家。真言宗大僧正。四国八十八ヶ所霊場第四番札所大日寺名誉住職。密教、密教美術関連の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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