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内容説明
人間の脳髄を汚染する怪電波“脳R”が降り注ぐ幻想都市トウキョウ孤区。その謎を解明すべく無敵のコンビ、中央機密局の脳R対策員ギヤマと共振者・女子高生シイが疾走する。脳R化した政界の黒幕・ゼンダ翁を見事追い詰めたふたりだったが、直後、謎の美少女オトラとギヤマの不審なツーショットを目撃してシイちゃん大ショック…突如イズの温泉街まで傷心旅行へと旅立ってしまう。何も知らぬまま、オトラの奇怪な精神の迷宮を彷徨い続けるギヤマ…ふたりの恋の行方やいかに?夢野久作の幻想怪奇ワールドを大胆にアレンジ・跳訳化した脳髄ギュルギュル・ラブストーリー、待望の続刊登場。
著者等紹介
佐藤大[サトウダイ]
1969年生まれ。19歳で、秋元康主宰のソールドアウトと契約、放送構成・作詞の分野でキャリアをスタート。ゲームフリークへの移籍を経て独立。企画会社フロッグネーションを設立。07年秋には脚本家集団「ストーリーライダーズ」を結成
夢野久作[ユメノキュウサク]
1889年福岡県生。新聞記者を経て1922年に童話『白髪小僧』を発表。1926年探偵小説誌『新青年』掲載「あやかしの鼓」で小説家本格デビュー。推理小説風味から怪奇幻想風味までその作風は幅広いが、“脳髄の地獄”という未曾有のテーマに取り組んだ実験的な短編を数多く残す。1935年には「人間の脳髄はプロジェクターに過ぎない」という独自の精神理論をもとに構想、執筆した“幻魔怪奇長編小説”「ドグラ・マグラ」を発表、その翌年に死亡。「ドグラ・マグラ」は「読んだら精神が崩壊する」と言われ、昭和三代奇書のひとつとして語り継がれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。