鶴見俊輔集 〈1〉 アメリカ哲学

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鶴見俊輔集 〈1〉 アメリカ哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 480p/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784480747013
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0310

内容説明

実体験とプラグマティズムからアメリカ合州国をえがきだす。

目次

アメリカ哲学(プラグマティズム各論;プラグマティズム総論;プラグマティズムの周辺;プラグマティズムとの出会い)
フランクリンの人と思想
プラグマティズムの発達概説
折衷主義の哲学としてのプラグマティズムの方法
北米体験再考
革命について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

16
図書館で出会った装丁があまりにかっこよくて、「アメリカ哲学」はこちらで読むことにした。◇体系のない、いや、例外を愛して、常に更新しつづけることこそが本義のプラグマティズム。「形而上学クラブ」の面々それぞれの生き方と、倫理・論理・心理の三角形の中心に行為を置く構造の解説がセットになっててとてもわかりやすい。◇さらに、日本のプラグマティズム、中国の、フィリピンの~という普遍化。福沢諭吉、大杉栄、柳田國男、無着成恭、そして毛沢東…ほんと、根っこを捕まえてるからできることだよね、鶴見さん、なんてかっこいいんだろ。2014/02/14

Bartleby

10
アメリカのプラグマティズムには以前はそれほど関心がなかった。きっとヨーロッパの哲学と比べて浅いものだという偏見が、自分の中にあったからだろう。でも鶴見さんの存在を知ってからは、その印象が大きく変わった。思想そのもの、というより態度としてそれを身につけた鶴見さんの姿に強く惹き付けられたのだと思う。今回この本を読んで、その鶴見さんの原点について詳しく知ることができて良かった。2013/01/31

白義

5
『アメリカ哲学』鶴見俊輔の思想的な原点、スタート地点とその後の萌芽がプラグマティズムの歴史をたどることで明らかになっているという意味において、素晴らしい哲学書になっています。概説の少ないプラグマティストたちのスタンダードな解説にもなっていれば、小説家ではない批評家としてのハックスリーや佐々木邦の登場人物にもそれ以上の紙数を費やすその構成にすでに通常の哲学解説にとどまらない視野の広さと深さ、そして生活の場への近さがあります。プラグマティズムの過不足ない解説であり、鶴見俊輔の方法の見取り図ともなってますね2011/06/26

粟谷佳司

0
鶴見俊輔さんについての本を出版するので読みました。哲学者としてもっと評価されるべきだと思います。2015/02/07

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