富岡多恵子集〈9〉評論(3)

富岡多恵子集〈9〉評論(3)

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  • サイズ A5判/ページ数 516p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480710796
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0395

内容説明

『抒情小曲集』の詩篇の新しさとはなにか?詩人はなぜ小説の世界へ重心を移していったのか?これらの問いを中心にすえて、犀星詩の魅力のポイントを縦横に論じる。『銀の匙』ははたして郷愁と浄化の書だろうか?幼女への激しい求愛と女性へのほとんど理由不明の忌避で彩られる作家の生涯の謎をスリリングに読み解く。

目次

室生犀星(詩人の誕生;『愛の詩集』と『抒情小曲集』;詩から小説へ ほか)
中勘助の恋(美しい母と「娘」―江木万世と妙子;「娘」と「父」の変容―猪谷妙子;短く長い三十五年の生―『猪谷妙子伝』と『妙子への手紙』 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れい

0
著者は詩人でもあるけれど、文学評論のほうが面白い。「室生犀星」も「中勘助の恋」も面白く読めた。特に「中勘助の恋」は、何故友人の娘をペット呼ばわりしてベタ可愛がりしたのか、そしてその娘が若くして死んだ後結婚したのかがわかってくる。しかし、こんなにくっきりと著者が作品を書くことによって秘匿しようとしたことまでわかってしまうのは、ちょっと怖い。2013/07/14

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