ちくまプリマー新書<br> 人はなぜ物語を求めるのか

個数:
電子版価格
¥880
  • 電子版あり

ちくまプリマー新書
人はなぜ物語を求めるのか

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月08日 17時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480689795
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報



人は人生に起こる様々なことに意味付けし物語として認識することなしには生きられない。それはどうしてなのか?その仕組みとは?

千野 帽子[チノ ボウシ]


内容説明

人の思考の枠組みのひとつである「物語」とはなんだろう?私たちは物語によって救われたり、苦しめられたりする。その仕組みを知れば、人生苦しまずに生きられるかもしれない。物語は、人生につける薬である!

目次

第1章 あなたはだれ?そして、僕はだれ?(あなたは「物語る動物」です;どんな内容の話が物語る価値があるとみなされるのか;話にとって、「内容」は必須ではない)
第2章 どこまでも、わけが知りたい(ストーリーと「なぜ?」;説明の背後に、一般論がある;なぜ私がこんな目に?;感情のホメオスタシス;理由ではなく、意味が知りたい;なんのために生きているのか?と問うとき)
第3章 作り話がほんとうらしいってどういうこと?(実話は必ずしも「ほんとうらしい」話でなくていい;人は世界を“物語化”する方法を変えることができる)
第4章 「~すべき」は「動物としての人間」の特徴である(物語における道徳;世界はどうある「べき」か?;僕たちはなぜ〈かっとなって〉しまうのか?;不適切な信念=一般論から解放される)
第5章 僕たちは「自分がなにを知らないか」を知らない(「心の理論」とストーリー;「知らない」とはどういうことか?;ライフストーリーの編集方針)

著者等紹介

千野帽子[チノボウシ]
パリ第4大学博士課程修了。文筆家。公開句会「東京マッハ」司会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

91
人間が(つまり私も)何かを知るということには、物語化がつきまとう。因果関係がないところに、因果の線をひいて理解してしまうということだろう。それがどんなに危ないかを警告してくれる。暗黙のうちに、世の中や人々が、自分の思った通りに動かないことに怒りや苛立ちを覚える習性ができてしまっている、というのも、恐ろしいけれど、注意しておきたい。「自分の思った通り」というのを正直に認めたくないために、常識や習慣、宗教や道徳の顔をしているから、やっかいなのだ。現代社会にある問題の多くがここにあるなと感じた。おっとこれもか?2022/03/03

1959のコールマン

84
☆採点不能。こりゃ名作(小説じゃ無いけど)!拙いレビューなんか書けない。でも書く。注意!タイトルは引っかけです。大概の人がタイトルから予想する「人間は物語を必要としている、(中略)人間が、自分の外にある日光や水や酸素と同じように、物語を外から摂取することが必要である」p219という内容では無いのだ!じゃあ何だ?答えは「あとがき」に書いてあるけど、ネタバレになるから言わないでおこう。ただ、これだけは言っておこう。個人的にも世界的にも大変な事態の時に読めて良かった、と。ホントに良かった!心から大推薦の本!2022/04/25

harass

80
レビュで気になっていて図書館に来たので借りる。小説の文芸批評の本かとおもっていたが、物語(ストーリー)に人間はいかに捉えられているか、それを求めるかについて論じる本だった。人間の認知の癖やバイアスのことだ。自己啓発的な意味合いもあり、なんとも分類が難しいが、実に知的好奇心をくすぐられた。いろいろな方面に深く考察ができる話題がおおく、「黒子のバスケ」脅迫事件のことは知らなかったが実に興味深く示唆に富んでいる。個人的に考えていたことをきちんと論じてあり唸らされた。これはぜひおすすめの本。2017/05/03

佐島楓

76
人は人生において、物語の形でものごとの因果関係を解釈する傾向が強い。その物語を一度解体する試みをしてみたいな、と少し思ったりもした。2017/03/14

テル35

62
「自分が苦しいのは、無自覚なストーリー作りのせいだった」 「世界はほんとうは因果律的にはできていないし、理由のないことはいくらでもある」 「理解した、と思うとき、人はじつは決めつけている」 「悪い奴をこらしめる快感は、明らかに中毒性を持っている」 「僕たちは、自分がなにを知らないか、を知らない」2025/02/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11522271
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品