出版社内容情報
免疫とは異物を排除するためではなく、他の生物との共生のための手段ではないか? その複雑さから諸刃の剣とも言われる免疫のしくみを、一から楽しく学ぼう!
内容説明
免疫とは異物を排除するためではなく、他の生物との共生のための手段ではないか?その複雑さから「諸刃の剣」とも言われる免疫のしくみを、一から楽しく学ぼう!
目次
第1章 病は免疫から―自分と他者を区別するふしぎなしくみ
第2章 免疫力のカギをにぎる腸内細菌
第3章 免疫は栄養で変わる―食べ物と免疫
第4章 「いい人」は病気になりやすい―心と免疫
第5章 免疫細胞は気がきく―寛容と免疫
第6章 免疫のバランスが健康を保つ―アレルギーとがん
著者等紹介
藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年旧満州ハルビン生まれ。東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。免疫や伝染病研究の第一人者として活躍するかたわら、免疫学を下敷きにしてのエッセイストとしても知られる。2000年にヒトATLウィルス伝染経路などで、日本文化振興会社会文化功労賞および国際文化栄誉賞を受賞。『笑うカイチュウ』で講談社出版文化賞・科学出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
10
免疫学入門。あちこちで読んだことのある話が中心だったのですが、まとめてあって、私には分かりやすかったです。それにしても、私の学生時代にはまだ分かっていなかったことのオンパレードだなぁ...2017/10/12
キャラメルベイベー@道北民
6
働く細胞を読んだ後で読んでよりわかりやすくなりました。2021/01/21
はぎはぎ
5
カイチュウを自分に寄生させて研究したというユニークな先生が免疫学について解説する本。『笑うカイチュウ』はそのユーモアであふれていたが、本書は硬派。免疫学の基本を図やフローチャートを交えながら紹介する。専門用語や物質名もポンポン飛び出すので、プリマー新書ではあるが結構むずかしかった。ただ、丁寧に記述されているので読み通すのには苦労しない。なんにしても、腸内フローラをいきいきとさせることにしよう。2021/07/27
Hiroki Nishizumi
5
便の量の多寡とか考えたこともなかった。よく噛むことで嫌になる食品を避ける、ことは新鮮な情報だった。心の働きもしかり。2020/01/05
翔
5
☆32017/03/12