ちくまプリマー新書
いのちと環境―人類は生き残れるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480688675
  • NDC分類 519
  • Cコード C0245

出版社内容情報

生命にとって環境とは何か。ここに人類が存在する意味、果たすべき役割とは何か――。『いのちと放射能』の著者が生命四〇億年の流れから環境の本当の意味を探る。

内容説明

環境問題と言われるけれど、そもそも環境とは何だろう。なぜ環境が問題になってしまったのだろう。私たち人類が環境にはたしている役割とは何だろうか。生命四〇億年の流れの中から環境の本当の意味を考える。

目次

第1章 地球という環境
第2章 人間と環境
第3章 成長の限界
第4章 人間と気候変動
第5章 人類は生き残れるか
第6章 行く手をはばむもの
第7章 人類の未来へ向けて

著者等紹介

柳澤桂子[ヤナギサワケイコ]
1938年東京生まれ。60年お茶の水女子大学理学部を卒業、63年コロンビア大学大学院修了。慶應義塾大学医学部助手を経て、三菱化成生命科学研究所主任研究員としてハツカネズミの発生の研究に取り組む。30代より激しい痛みと全身のしびれを伴う原因不明の病に苦しみ、83年同研究所を退職。以来、病床で多数の科学エッセーを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

13
子供向け新書を侮る無かれ、子どもにわかりやすく書くというのは著者に力量がなければならない。そういう意味ではこれは非常にわかりやすくそして現在の地球に絶望できる内容でした。 2013/11/28

jun

6
読んだ後で子供向け新書と知る。内容は深遠で時に厳しい。人類の人口増曲線の、あまりに急な上昇カーブを見て、地球が悲鳴を上げているのを再認識する。環境について一から考えるには最適の書。2013/12/25

calaf

6
太陽光発電ではなく太陽熱発電!言われて気づいたけど、なるほどこれは良さそう。ただ、物事の善悪ってそんなに単純に決められる気はしないのですけどね。この点、この本の前半部と後半部とでは書いてある事が矛盾している気がする...2011/10/24

壱萬弐仟縁

4
高齢者による需要が高まると思われる紙おむつ。これを、「生分解性紙おむつ」にすることで、ゴミを減らし、納豆由来で緑化事業に実用化も検討されるが、まだ難しいようだ(p.91)。著者は、放射能の専門家でもあるので、今日の福島第一原発事故についても歯がゆさを感じておられると想像することは難くない。放射能を帯びた廃棄物(p.130)の処理法は、難しいだろう。人類のサバイバル法も、今の時代だからこそ、どこに住んでいても越境汚染だから、国際協力は不可欠であろう。高校生向けのシリーズだが、手加減のない、いい内容だ。2012/06/21

takao

3
ふむ2024/04/19

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