内容説明
環境問題と言われるけれど、そもそも環境とは何だろう。なぜ環境が問題になってしまったのだろう。私たち人類が環境にはたしている役割とは何だろうか。生命四〇億年の流れの中から環境の本当の意味を考える。
目次
第1章 地球という環境
第2章 人間と環境
第3章 成長の限界
第4章 人間と気候変動
第5章 人類は生き残れるか
第6章 行く手をはばむもの
第7章 人類の未来へ向けて
著者等紹介
柳澤桂子[ヤナギサワケイコ]
1938年東京生まれ。60年お茶の水女子大学理学部を卒業、63年コロンビア大学大学院修了。慶應義塾大学医学部助手を経て、三菱化成生命科学研究所主任研究員としてハツカネズミの発生の研究に取り組む。30代より激しい痛みと全身のしびれを伴う原因不明の病に苦しみ、83年同研究所を退職。以来、病床で多数の科学エッセーを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
生命にとって環境とは何か。ここに人類が存在する意味、果たすべき役割とは何か――。『いのちと放射能』の著者が生命四〇億年の流れから環境の本当の意味を探る。