ちくまプリマー新書
海を越える日本文学

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  • サイズ 新書判/ページ数 159p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480688514
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0291

出版社内容情報

海外の村上春樹人気の理由や海を越える/越えられない日本文学の翻訳事情を紹介。さらにアジアで読まれることと欧米で読まれることの意味の違いについて論じる。

内容説明

海外での村上春樹人気のなぜ?を皮切りに、海を越える/越えられない日本文学にまつわる翻訳事情を紹介。また、日本文学が東アジアで読まれることと、欧米で読まれることの、意味の違いについて論じる。

目次

第1章 何が読ませるのだろう―村上春樹、海外で人気のわけ(日本文学、読まれ方の変化;村上春樹の人気ぶり ほか)
第2章 テクストたちの運命―異文化という荒波のなかで(なんといってもノーベル文学賞;まだまだ遠い国、日本 ほか)
第3章 たかが翻訳、されど翻訳―ことばの壁は乗り越えられるか(森鴎外の翻訳紹介が少ないのは?;名文の運命 ほか)
第4章 まちがいだらけの文学交流―誤解と反目の文学外史(日本は世界でどう認識され始めたか;日本文学=古典だった時代 ほか)

著者等紹介

張競[チョウキョウ]
1953年、中国上海生まれ。明治大学教授。上海の華東師範大学を卒業、同大学助教を経て日本留学。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。國學院大学助教授、ハーバード大学客員研究員などを経て現職。専攻は比較文化論。主な著作に『恋の中国文明史』(ちくま学芸文庫、第45回読売文学賞)、『近代中国と「恋愛」の発見―西洋の衝撃と日中文学交流』(岩波書店、1995年度サントリー学芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

8
著者は中国出身の日本文学研究者(現在は明治大学に所属)。村上春樹の持つコスモポリタニズムは説得力がある。経済成長を成し遂げた中国の若者たちに支持される理由、またアメリカをはじめとして欧米でも読まれる理由が明らかにされる。英訳と原文を対照させることで、従来の日本文学にはなかった村上春樹の文体の特質も浮かび上がらせている。2012/04/18

雨巫女。

8
《私‐図書館》中国で、日本文学が意外と読まれていることにビックリ。残念ながら、村上春樹さんは、人気があるが、私自身あまり読んだことがないから、なんともいえない。2011/06/04

メイロング

8
おもしろい! 海外の比較文化論の人が語ってるせいか、ほどよく置かれた距離が気持ちいい。書いたのが日本人でも、また欧米の研究者でも、こうはならなかっただろう。現代中学文学というと、「白檀の刑」しか読んでないけど、そういえばあれもクライマックスがあるストーリー小説だった。あとがきの三浦綾子と村上春樹の違いは涙。氷点、読みます!2011/02/09

in medio tutissimus ibis.

7
コスモポリタンな村上春樹が世界中で受容される一方で、日本国民に寄添った司馬遼太郎は翻訳が乏しいというのは納得。翻って海外小説を読むとき、一番引っかかるのはそうした原作の文化では当然ではありながらも当方においては全く不自然に思える部分だから。往々にして、基本的なコードの違いは物語の核心に絡みついているので、理解度と面白さを大きく左右する。翻訳者が頑張ってもいかんともしがたいのではないか。そうすると、異文化を理解しようとしてその文化の小説を読んでも、摂取したのは実はコスモポリタニズムという事もあるのではないか2018/05/22

ありんこ

5
海外で日本文学がどのように読まれているのか、なぜ人気があるのかについて書かれています。私たちも外国の小説を読むときは翻訳されたものを読んでいるわけですが、やはり、翻訳家のフィルターを通った文章になってしまうは仕方のないことです。反対に、日本で売れている海外小説がなぜ日本人に人気なのかも気になりました。2025/04/16

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