出版社内容情報
なぜ世界の飢餓はなくならない?私たちを包囲する食糧問題の嘘をあばき、持続可能な農業で世界の危機にエヴァンゲリオン(福音)を!
内容説明
石油が枯渇すれば、食糧危機が訪れる。私たちを包囲する食糧問題の嘘をあばき途上国から発信される持続可能な農業で石油にかわる「人類資源補完計画」を。
目次
第1章 楽しい旅のための情報お料理法(旅の乗り物、パソコンとネットのおさらい;ネット・ワールドの歩き方;渡る世間は嘘ばかし)
第2章 経済封鎖が産みしもの(有機農業から化学肥料農業へ;化学肥料と農薬の誕生;「緑の革命」の正体;資源枯渇とピーク・オイル)
第3章 アグロエコロジーが地球を救う(開発途上国は先進国;中米の空中窒素固定農法;甦る古代インカ農法;ケニアのゴキブリホイホイ農法;田んぼの学校とバリの女神さま;マダガスカルの怪奇農法;アグロエコロジーとデビルマン)
第4章 もうひとつの世界は可能だ(「ミートリックス」のエージェントの正体とは;アグロエコロジーか遺伝子組換えか;アグロエコロジー学校で自給を目指す国々)
著者等紹介
吉田太郎[ヨシダタロウ]
1961年東京生まれ。筑波大学自然学類卒業。同学大学院地球科学研究科中退。東京都職員を経て、現在、長野県農業大学校勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takizawa
5
アグロエコロジー=農薬や化学肥料を使わない自然と調和した農業。宮台先生風に言うと有機農業とアグロエコロジーの違いはライフスタイルかソーシャルスタイル(共同体自治)かという点にあるのだろう。ちなみにこの本の第二の目的は情報リテラシー入門。常識に反する事実が出てきたときに演繹的にその事実を無視することも帰納的に常識を否定することも正しくない。食に関する常識を吟味するプロセスを通じて妥当な結論を導く訓練ができるような配慮があるのは◎。2011/07/16
takeapple
3
時代は農業だ、アグリエコロジーこそ地球を救う。人間は食わなきゃ生きていけないんだから、みんなでもっと農や食、体について考えよう。真の豊かさとは何かとか、情報はどうやって選べばいいかということを考えさせてくれる。というわけで、草茫々だった家庭菜園をなんとかよみがえらせました。この本を若い頃に読んでいたら、違った人生を歩いていたかも知れない。2010/06/09
桃水
3
2010/06/07:例えに「北斗の拳」や「ガンダム」等のアニメから台詞の引用やもじりが多いので、アニメ好きな人には嬉しいかも。 私自身はあまりアニメ見てないので例えはピンときませんでしたが、例えの説明も分かりやすくて読みやすかったです。でも農業の現状や環境にやさしい農業を紹介した本。2010/06/06
calaf
2
食糧生産量は、全人類を食べさせるのに十分な量存在する!なのに飢餓が存在しているのは、政治と経済の問題!!!そうだったのか...全く知りませんでした。しかも、もう40年以上前に指摘されていたとは... (-_-;;;2010/08/08
takao
1
ふむ2022/04/04
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- 和書
- 偽証 徳間文庫