内容説明
私たちの生き方は正しいのだろうか?ブッダが唱えた「九項目」を通じて、すべての人間が、自分の能力を活かしながら、幸せに生きることができる道を提案する。
目次
序章 ブッダの生きた幸福の境地(ブッダと資産家の対話;雨が降るなら降ればよい ほか)
第1章 「生き方」はどうすればわかる?(生きる方法を知らない;「生きている」証しは充実感 ほか)
第2章 正しい生き方をやってみる(正しい生き方って何だろう?;戒律とは「生き方」のこと ほか)
第3章 慈しみの心を育てる(犬や猫とのギブアンドテイク;人間同士のギブアンドテイク ほか)
第4章 人生に意味はあるのか?(目の前の「意味」を知る;なぜ、いま、これをしているの? ほか)
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ][Sumanasara,Alubomulle]
1945年スリランカ生まれ。スリランカ仏教界長老。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会で、初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンターの講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAKAPO
33
>本書では、生きることは完全に無価値で、無意味である。と指摘しました。といっても我々人間には、この上ない尊い目的を作ること、ゴールを設定することができるのです。自分で設定した目的なので、何の脅迫感もなく楽しくその目的を目指して、まっすぐ生きることができるのです。シンプルなことを一つひとつ、確実に淡々とやっていけば、それが有意義な生き方ということになります。生きるということは、絶えず死をさけることです。自然の法則でハードルを乗り越えられないほど弱くなるまで、死に挑戦し続けることが、生きることなのです。2019/02/02
和草(にこぐさ)
12
自分の幸せ、周りの人の幸せ、生きとし生けるものの幸せ。当たり前のようで、なかなか難しい。2014/04/14
豆ぽち
5
人は、人との関わりあいの中で生きている。生かされていることに感謝すること。人生は障害(ハードル)の連続。生きる意味を問うよりも、今目の前のハードルを一生懸命に乗り越えること。幸せを感じるためには、広い心を持ち続けること。2010/07/03
motoryou
4
「生きることには意味はない」ことに気づくこと。執着しないこと。2020/09/22
豆ぽち
4
私は幸せでありますように。私の親しい人々が幸せでありますように。生きとし生けるものが幸せでありますように。私の悩み苦しみがなくなりますように。私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように。生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように。私の願い事が叶えられますように。私の親しい人々の願い事が叶えられますように。生きとし生けるものの願い事が叶えられますように。2010/08/23