出版社内容情報
無理そうなのに、あきらめられない。
「がんばれ」が重くのしかかる。
なぜか、手を抜いてしまう。
それ全部、心のクセのせい!
「もうがんばれない」は心の正常な反応です。
「あきらめられない」は思考の仕組みがそうさせます。
「努力は報われる」というけれど、簡単にはいかない。
心理学で「がんばる」の考え方を一新しよう。
【これも心のクセのせい】
・ふとした瞬間に「もう無理」と投げ出したくなる
・失敗した人に「自業自得」と思ってしまう
・努力にわかりやすい見返りを求める
・「本気じゃなかった」と言い訳しがち
・報われるまでは、絶対やめない
・努力が恥ずかしいことにみえる
・チャレンジせずに簡単なほうに流れる
・「まだできたのに」と未練を口にしがち
【目次】
第一章 努力ってなんだ?
「がんばる」という不思議な言葉
"気合い"だけでは続かない――努力を支える「心のチーム」
意志の力は「筋肉」と同じ――使うと減るバッテリーの秘密
意志の力を測る「残酷」な実験――チョコレートの誘惑とラディッシュの悲劇
意志のバッテリーが切れると、心はどうなる?
がんばれないのには理由がある――第一章のまとめ
第二章 「がんばれば報われる」は本当か?――努力と結果をつなぐ"見えないルール"
努力を信じたい私たち
努力と結果のあいだにある「見えない変数」
それでも私たちは、世界を「公平だ」と信じてしまう ――公正世界信念という「心の盾」
公正世界信念を支える「がんばりの物語」
損しないための努力――報われることを前提にがんばる社会
「結果=自分の価値」になるとき――努力がアイデンティティに変わる瞬間
がんばるのをやめられなくなる――防衛的努力とサンクコストの罠
努力を「未来」につなぎ直す
第三章 「がんばる」を制御する心のメカニズム
なぜ「やる気」が消えるのか
評価され続けると、人は「価値の不安」を学習する
能力で測られると、人は「才能の世界」に入る
人は挑戦を避けるようになる
防衛として起きる行動――セルフ・ハンディキャッピング
「あえて不利な薬」を飲む人たち
防衛が続くと心は停止する――学習性無力感
努力の燃料は「恐怖」に変わっていた
第四章 「あきらめない」というリスク――過剰な粘りが奪うもの
粘り強さの「光と影」
心の罠①サンクコストと機会費用――過去に縛られ、未来を失う
人生は「定員が決まったバス」
心の罠②心理的リアクタンス ――「あきらめろ」と言われるほど燃え上がる意地の正体
心の罠③判断疲れ――「やめる決断」には膨大なエネルギーが必要
身体のコスト――慢性炎症(CRP)という"見えない火事"
価値観の回収とグリットの真実――本物は「はしごをかけ直す」
「はしご」をかけ直す勇気
未練の正体とツァイガルニク効果――きれいに「幕を引く」技術
実践 しなやかな戦略――目標を「書き換える」三つのステップ
なぜ「やめる」ことが、次の一歩になるのか
第五章 別の道を見つける力
がん
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