ちくまプリマー新書<br> 福祉は誰のため?

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ちくまプリマー新書
福祉は誰のため?

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685346
  • NDC分類 369
  • Cコード C0236

出版社内容情報

支援が必要な人は「困った人」じゃない。元気な人も誰かの助けが必要になることもある。私やあなたを追い詰める自己責任論を超えてケアし合える社会を目指そう!



福祉は、ごく一部の困っている人のためのものではありません。病気や障害、貧困などで悪循環状況に陥って幸福ではない状態の人が、どうやったら好循環に向かい、幸福を目指せるか。元気な人も、しんどくて誰かの助けが必要になることもあります。自分自身の弱さや無力さを認め、他者に頼ることによって自立の道が開きます。その際の助け合いの仕組みを考え、伴走するのが福祉です。他者とともにケアし合う関係性を生み出すことこそ、日本社会に求められていることだと考えます。


【目次】

第一章 あなたの一段は他人の十段?

第二章 なぜ人は追い込まれていくの?

第三章 家族が支えるのが当たり前?

第四章 ともにケアし合う社会とは?

内容説明

福祉は、ごく一部の困っている人のためのものではありません。病気や障害、貧困などで悪循環に陥って幸福ではない状態の人が、どうやったら好循環に向かい、幸福を目指せるか。元気な人も、しんどくて誰かの助けが必要になることもあります。その際の助け合いの仕組みを考え、伴走するのが福祉です。

目次

一章 あなたの一段は他人の十段?―他者を理解すること(算数が苦手な娘;障害のある子は同じクラスで学べないの?;「ダメ。ゼッタイ。」はゼッタイ、ダメ!?;常識と論理の飛躍)
二章 なぜ人は追い込まれていくの?―自己責任論を考え直す(他人に迷惑をかけられない? 自己責任論と個人主義;障害者や高齢者はかわいそうな人? 障害の医療モデルと社会モデル;障害者は不幸なの?標準化と社会的排除;二つのマインドセット 理性の悲観主義と実践の楽観主義)
三章 家族が支えるのが当たり前?―ケアの社会化(昭和的家族の価値観の限界;家族が頑張れ、は違う;贈与の社会化・制度化;生き心地の良い社会とは、支え合いが埋め込まれた社会)
四章 ともにケアし合う社会とは?―福祉は誰のため?(自己責任社会だから自分が頑張れ、は違う;家族に閉じず、共にケアする;安心して思いが話せる・聴かれる環境の大切さ;「ダメな人」は、「ダメ」じゃない!)

著者等紹介

竹端寛[タケバタヒロシ]
1975年京都生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科修了。博士(人間科学)。兵庫県立大学環境人間学部教授。専門は福祉社会学、社会福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

38
最近読んだ本ともシンクロするものがある。表面に表れていることもあるが、そこに至る根本に眼を向けることの意義。それと、自分の中で表現しきれていなかった「自己責任論」に関する視点が、なるほどなあ~と思う。過去と未来。それによって、ものの見方が随分変わりうるということ。ただ、この2点を合わせて、実際に自分の中で組み立てることは、容易ではないなとも思う。それでも、そんな視点・思考を持つことの意味を感じた。HOW CAN I DO IT?2025/10/23

よっち

27
支援が必要な人は「困った人」ではない。元気な人も誰かの助けが必要になることもある。人を追い詰める自己責任論を超えてケアし合える社会を目指す1冊。病気や障害、貧困などにより悪循環に陥った人々が、幸福を目指すための仕組みとしての福祉があって、元気な人でももしかしたら突然「ままならぬもの」に巻き込まれ、助けを必要とする瞬間があるかもしれなくて、著者は自己責任論や能力主義に偏った社会から、足りない部分をケアしながら自立を目指す社会への転換を提案していますが、ケアを他人事ではなく我が事として捉える意識が必要ですね。2025/10/08

ソーシャ

8
いい本ですし、理念としては賛同もするのですが、「そうはいっても…」という厳しいケースにも当たるのが福祉の厳しいところですよね。2025/09/15

sk

5
福祉の原理論2025/10/20

oooともろー

4
価値観の転換。なかなか難しいがあきらめたら終わる。2025/09/30

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