出版社内容情報
読み手の心を動かす。
AIがものを書く時代だからこそ、「それでも自ら文章を書く」。
10万部を超すベストセラー『マジ文章書けないんだけど』著者と探求する、書くことの意義と技術。
人々がSNSでつながり、AIが文章を生成する時代に、私たちはいかにことばと向き合っていくのだろう。
ことばを紡いでいくたしかな技術を身につけ、自らの考えを自らの文章で伝えるための本。
内容説明
人々がSNSでつながり、AIが文章を生成する時代に、私たちはいかにことばと向き合っていくのだろう。ことばを紡いでいく確かな技術を身につけ、自らの考えを自らの文章で伝えるための本。
目次
第一章 曖昧なことばの感覚
第二章 これからの情報とメディアの在り方
第三章 5W1Hを捉えなおす
第四章 文の構造を理解する
第五章 文章の構造を理解する
第六章 究極の文章はとてもシンプルだ
第七章 なぜ文章を書くのか
著者等紹介
前田安正[マエダヤスマサ]
文章コンサルティングファーム「未來交創株式会社」代表取締役。早稲田大学卒業後、朝日新聞に入社。大阪・東京本社校閲部長、用語幹事、編集担当役員補佐兼経営企画役員補佐、朝日新聞メディアプロダクション校閲事業部長などを歴任。ことばや漢字に関するコラムやエッセイを約10年にわたり毎週担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
AIがものを書く時代だからこそ、それでも自らの考えを自らの文章で伝えて、読み手の心を動かす文章を書くことの意義と技術を探求する1冊。曖昧な言葉が多い日本語で文書ではなく文章を書くために、曖昧なものをいかに情報に変えて文章として組み立てるかを解説していて、個人がメディアとなるときに求められるもの、4W1Dに5W1Hを掛けて文章を補完する、接続助詞の使い方や無駄なことばを削る重要性、文章の構造を理解して、読み手との齟齬をいかになくしていくのか、シンプルな文章を目指し必要な言葉を残す意識の重要性を実感しました。2025/04/03
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
16
好きな物事を勧める会話で違和を感じていたことがある。それは、その人の「その時・軌跡」があまり語られないこと。ネットによりあらゆる出来事が「体験」ではなく「コンテンツ」になってしまった。実際読書会などに参加すると、「その本はこういうもので〜」と情報を話して終わる人を見かける。そして、私もそういう段階までで話すことをやめてしまうこともある。話す方を例に挙げたが、その思考が綴られたものが文章なので、通じるところがあるだろう。話す・書く共に自分らしくアウトプットするにはどうすればいいのか悩む人に刺さる本だった。2025/04/19
tharaud
8
AIを使って文書作成が簡単にできるようになった現在、人が文章を書くことにどのような意味があるか、という問いを出発点とする。よい文章を書くノウハウをはさみ、後半は書くことについての筆者の個人史。本としてのまとまりが少し弱いのか、短い本だか途中で息切れしてしまった。極力シンプルにという文章作成のポイントは参考になる。久しぶりに手紙でも書いてみようかと思った。2025/05/16
vodka
7
AIに書けない文章とはについてがっつり語ってくれるかと思ったけれど、文章術の割合が意外にも多かった。書きたいことあってこそ。文通、いいと思う。2025/06/01
ゼロ投資大学
5
AIには思考や感情がないので文章は書けない。著者はそう定義し、AIの文章作成能力に懐疑的な見方をしています。日常的に生成AIで文章を作成している私は、AIが書く驚くほど精巧な文章に日々驚嘆しています。しかも日進月歩で能力は飛躍的に高まっており、今後も能力は向上し続けるでしょう。AIではなく人間でなければ書けない文章とは何なのか。過度なAI依存をせず、個人として文章を書くことは続けたいと思います。2025/04/25
-
- 電子書籍
- 脱・通信会社を目指す NTTの世界戦略…