出版社内容情報
ナイチンゲールは統計学を駆使して感染予防策を訴え、新しい病室の在り方を提案、医療の世界での看護師の地位向上を図るなど、新しい時代を切り拓いた人だった。
内容説明
一九世紀のイギリスで感染予防対策を訴え、換気と清潔の重要性を広めたのはナイチンゲールだった。新しい病院を設計し、看護とは何かを説き、看護師の地位を確立させるなど、数々の業績を上げた、知られざる顔を浮き彫りにする。
目次
第1章 社会的自立を求めて苦悩の日々を送る
第2章 “淑女病院”勤務からクリミア戦争従軍へ
第3章 社会科学者として成長したナイチンゲール
第4章 ナイチンゲールが作成した統計図表
第5章 病院建築家の顔を持つナイチンゲール
第6章 ナイチンゲール、“看護とは何か”を解く
第7章 看護師教育を拓いたナイチンゲール
第8章 病院看護組織と看護師の働き方改革
第9章 助産師養成計画とその挫折をバネに
第10章 地域看護師養成事業と公衆衛生看護制度のめばえ
第11章 福祉国家への布石
第12章 ナイチンゲールが書いた印刷文献と手稿文献
第13章 穏やかな晩年
著者等紹介
金井一薫[カナイヒトエ]
1948年生まれ。東京大学医学部附属看護学校卒業。慶應義塾大学文学部卒業。日本社会事業大学大学院にて社会福祉学博士号取得。一貫してナイチンゲール思想研究に勤しむ傍ら、保健医療福祉の連携を支えるため「KOMIケア理論」の構築に力を入れる。1987年ナイチンゲール看護研究所設立、所長。徳島文理大学大学院看護学研究科教授。東京有明医療大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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井月 奎(いづき けい)
ジュンジュン
ikedama99
oooともろー
なむさん