出版社内容情報
謎に溢れた世界の読み解き方を教えてくれる哲学。でも何からどう取り組めばいいの? 問いの立て方から答えの探し方まで、練習問題とともに学べる新しい哲学入門。
内容説明
哲学とは、私たちの生の土台や前提となっている基本的なものごとの本質が何なのかを論理的に考えること。でも、そもそも本質とは?論理的に考えるって?多くの謎に満ちた世界に向き合い、問題を筋道立てて解き明かしていくための実践的な方法を、練習問題とともに学べる新しい哲学入門。
目次
第1部 どうやって本質を探す?(必要十分条件を探す―「幸福」を主題にして考えてみよう;広い意味での「本質」―「芸術」を主題にして考えてみよう;大きな問いから小さな問いへ―「時間」を主題にして考えてみよう)
第2部 哲学と思考実験(思考実験という方法―「思考」を主題にして考えてみよう;思考実験の危険性(1)―「人物の同一性」を主題にして考えてみよう
思考実験の危険性(2)―「善悪」を主題にして考えてみよう)
第3部 哲学は宗教や科学と何が違う?(哲学と宗教;科学とは?(1)―論証や検証の方法
科学とは?(2)―探究プログラム論から見る科学
哲学と科学)
第4部 哲学に答えはある?(相対主義をめぐって―哲学的議論の方法;何らかの「答え」を求めて)
著者等紹介
金杉武司[カナスギタケシ]
1972年生まれ。哲学者。専門は分析哲学(英語圏の現代哲学)、心の哲学、メタ倫理学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。高千穂大学人間科学部准教授などを経て、國學院大學文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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