ちくまプリマー新書<br> 森〓外―よみがえる天才〈8〉

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ちくまプリマー新書
森〓外―よみがえる天才〈8〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480684257
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0295

出版社内容情報

陸軍軍医、作家、啓蒙家として膨大かつ質の高い仕事をした森鴎外。留学、創作、出征、論争。豊穣でありながら複雑怪奇の天才の全体像を鷲づかみにする本格伝記。

内容説明

医師を家業とする家に生まれ、幼少時から神童と呼ばれた森〓外。東大医学部に学び、ドイツ留学を経て、陸軍軍医・作家など多くの分野で膨大かつ質の高い仕事をこなした。複雑怪奇な天才の全貌が今、明らかに。

目次

序章 あなたは「森〓外」を知っていますか?
1章 津和野の侍医の嫡男、東京医学校へ―文久2年(1862)1歳~明治14年(1981)20歳
2章 陸軍軍医部に出仕し、陸軍官費留学生に―明治15年(1882)21歳~明治17年(1884)23歳
3章 ドイツの青春―明治17年(1884)23歳~明治21年(1888)27歳
4章 軍陣衛生学確立と戦闘的言論時代、〓外誕生―明治21年(1888)27歳~明治26年(1893)32歳
5章 日清戦争、台湾戦役と小倉左遷―明治27年(1894)32歳~明治36年(1903)42歳
6章 日露戦争、軍医総監就任と「豊穣の時代」―明治37年(1904)43歳~大正5年(1916)55歳
7章 大正期最初の軍医総監、退役後の文化活動―大正2年(1913)52歳~大正11年(1922)61歳

著者等紹介

海堂尊[カイドウタケル]
1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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21
森鴎外は多作で全集は38巻に上る。この作品群は彼の私小説の大河小説であるとも言える。日頃本音を隠蔽することに気を使っていた鷗外。二重の仮面を被り続けた鷗外の本音が、創作の中にあっさりと見つかることも多々ある。ある日の森家では「ヰタ・セクスアリス」が朗読される。家中の女達ことごとく涙して、妻はショックから病になる。そして長男誕生と時同じくして妻(登志子)と離縁。終生続いたかつての恋人エリーゼとの文通。。死の直前に後妻志げに庭で手紙を焼かせたようです。愛妻志げと本書にあるが文豪の奥さんにはなりたくないね🤔

ROCKDOWN

17
小倉の図書館で特集されてたので読みましたが、小倉での業績とは一体、たった3年だし、ただの左遷だったのかと少しガッカリでした。しかしその時の小倉日記が、後の松本清張の「有る小倉日記伝」に繋がったと思えば感慨深いものです。 森鴎外は文学と医学を極めた超人的な天才なので、孤高の完璧人間をイメージしてました。しかし実は何でもできてしまうが故に器用貧乏で一つの事を極められない葛藤があったことや、嫉妬や挫折も味わい、意外にも家族愛に満ちていたことを知りイメージが変わりました。今度は作品に手を伸ばしてみようと思います。2022/08/28

ジュンジュン

14
「舞姫」の森鷗外は軍医と作家の二刀流だった。それも、近代文学の誕生に立ち会いながら、最高位たる陸軍軍医総監に就任するほど両方を極める。そんな天才の信条は、学問至上主義。裏目に出たのが脚気問題。経験に裏打ちされた対処法があったにもかかわらず、脚気(ビタミンB1欠乏症)の原因を見誤り、多くの兵を失うことに。また、鷗外作品には多分に自伝的要素がある。そのため、軍務を離れ、専業作家になった途端、輝きを失ったとも。明治の文豪にとって、軍医と作家は不可分だったのだろう。同じく本書も、同シリーズ「北里柴三郎」と不可分?2022/07/04

Ryoichi Ito

11
著者は最後に「規格外の大人物,鷗外森林太郎は,明治・大正時代の衛生学と文学界を作り,ひいては日本の骨格を作り上げた不世出の天才であった」と書く。小さな著作でこの大人物を描くのは到底無理だ。鷗外の軍医・文学者の面を書くのが精一杯で,私的な側面はほぼ完全に無視された。特に,ドイツでの恋人・エリス,最初の妻・登志子,終生の妻・志げ,母・峰子,そして於菟・真理・杏奴・類という子どもたちについてほとんど触れていないのは残念だ。また,脚気が米食によることを終生認めようとしなかった理由をもっと掘り下げて欲しかった。 2022/08/29

元よしだ

10
読了~~ ようやく読めました 【北里さん】の方がおもしろかったです2022/06/09

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