ちくまプリマー新書<br> 北里柴三郎―よみがえる天才〈7〉

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ちくまプリマー新書
北里柴三郎―よみがえる天才〈7〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480684233
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0247

出版社内容情報

日本の医学と医療の基盤を創った巨人の足跡をたどる本格伝記。医学研究とは、社会の衛生とは、感染症とどう戦うか――北里の残した答えは現代にも生きている。

内容説明

西洋化を急ぐ明治日本をコレラ、ペストなど獰猛な感染症が襲う。国民の健康維持と社会の衛生は、近代化の重要テーマだった。恩師、盟友に恵まれ、渦巻く批判とも奮闘する。日本の医学と医療の基盤を創った巨人の足跡をたどる。

目次

序章 あなたは「北里柴三郎」を知っていますか?
1章 生涯の敵・伝説病と、弟妹のコレラ死で遭遇する―嘉永5年(1853)1歳~明治3年(1870)18歳
2章 熊本で医学の師・マンスフェルトと出会う―明治3年(1870)18歳~明治7年(1874)22歳
3章 遅咲きの東大医学生、「同盟社」の頭領となる―明治8年(1875)23歳~明治16年(1883)31歳
4章 内務省衛生局照査課から東京試験所兼務へ―明治16年(1883)31歳~明治18年(1885)33歳
5章 コッホ四天王としての快進撃―明治19年(1886)34歳~明治24年(1891)39歳
6章 衛生行政の礎、「伝染病研究所」創設―明治25年(1892)40歳~明治45年(1912)60歳
7章 医療の未来を見据え、社会貢献に邁進した晩年―大正3年(1914)62歳~昭和6年(1931)79歳

著者等紹介

海堂尊[カイドウタケル]
1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映画化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

元よしだ

10
読了~ 大変楽しく読めました 海堂さん歴史物もいけるのですね~ 次の【森鴎外】も楽しみです2022/03/30

Ryoichi Ito

9
北里柴三郎は1890年,血清療法をジフテリアに応用し,同僚のベーリングと連名で「動物におけるジフテリア免疫と破傷風免疫の成立について」という論文を発表した。わずか2頁の論文は血清療法の基礎,免疫学の出発点となる。だが翌週ベーリングは詳しい論文を単独名で発表し,これが彼の第一回ノーベル生理学・医学賞受賞の理由になった。現在なら北里との共同受賞になったはずだ。ベーリングは北里の名誉を盗んだ。ドイツは国を挙げてベーリングを応援したが,北里は国を挙げて足を引っ張られたという違いもあった。 2022/12/13

ジュンジュン

8
北里柴三郎を取り上げるのは、二つの意味でタイムリーだ。新札の人(2024年から千円札の肖像に)、そしてコロナ禍。目に見えない敵との戦いは、およそ100年前、19世紀後半から始まった。対コレラ、赤痢、ペスト、結核、スペイン風邪…。医の道は、正解と誤解を繰り返しながら、現在なお続いている。医の道は一日にしてならずだ。北里は、その黎明期(血清療法と免疫学の誕生)の重要なプレイヤーの一人。もちろん、彼も試行錯誤と誤謬を繰り返す。繰り返しながら、細菌学者から医政家へ、そして、医の巨人へ上り詰める。2022/06/03

mawaji

8
新千円札の肖像に採用された肥後もっこすのドンネル柴三郎、興味深く読みました。試験管片手に研究者のイメージがありましたが、ドイツから帰国後は医学者から医政家に変貌し、晩年は老害も出てきてしまったようでちょっと残念なようにも思われますが、当時の状況を鑑みればよく頑張ったと思いますし、お札の肖像に選ばれて然るべき人物なのでしょう。大隈重信にとことん反発し続けた柴三郎との確執は、早稲田大学に医学部ができなかった遠因になっていたのであろうか…。本書を読んで、現在の衛生行政の誤謬を理解する一助とすることにしましょう。2022/05/18

しょ

1
まず、ちくまプリマー新書と思えない読みづらさにしょんぼり。人物名の列挙が多いのと、時代背景を知ってる前提はまだ仕方ないけど、俎上とかちょいちょい中学生には向かない言葉選びな気がする…。年代順なのは親切。扉の裏の写真とそのキャプション、はじめ読み飛ばしていたが、その章の概要にもなっていたのでこれを読んでからすこし読みやすくなった。ついでに高祖父の名前が出てきたので興味が強まったところもあるか。2024/09/01

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