出版社内容情報
宇宙の進化の中で地球はどのようにして生まれたのか。地球が生命に適した環境になり、多くの生物が栄え、それらが地球環境を変えても来た共進化の歴史を探る。
内容説明
宇宙の進化の中で地球はどのようにして生まれたのか。地球が生命に適した環境になり、多くの生命が栄え、その生命が地球の環境を変えてもきた共進化の歴史を地球科学のアプローチで探る入門書。
目次
第1章 生命って何だろう
第2章 宇宙の始まりビッグバン
第3章 太陽は特別な星じゃない
第4章 とうとう地球ができた
第5章 地球はなぜ人が住める星になったか
第6章 生命の誕生は今でも謎だ
第7章 生命が地球を変えてきた
第8章 地球は何度も天変地異に襲われた
第9章 環境の危機が生物の大進化を招く
第10章 宇宙に生物はいるか、そして出会えるか
著者等紹介
山賀進[ヤマガススム]
1949年生まれ。1973年名古屋大学理学部地球科学科卒業。1973年から2015年まで麻布中学・高校教諭(理科・地学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
39
ビッグバンに始まる宇宙の歴史、太陽系と地球の歴史、生命の誕生から現在まで、そして人類の歴史と、138億年に及ぶ大胆に切り分けられた様々なレベルの歴史の生成とその要因が語られる。それぞれの歴史のポイントには、印象的な写真やイラストが添えられていて、理解を助けてくれる。明日をも知れないヒトという生命体が、ン十億年も昔のことに思いを致し、ン光年も遠くの未知の生命体に願いを馳せる。一小冊子の中に、若者が挑戦するのに相応しいテーマが無数に転がっている。それは、地球という奇跡の星に生まれた者への特権ではないだろうか。2022/04/07
香菜子(かなこ・Kanako)
31
なぜ地球は人間が住める星になったのか?。山賀 進先生の著書。地球が人間が住める星になったのはいろんな偶然の積み重ねでもあるけれど地球上に生きてきたすべての生物や人間たちの努力の賜物でもある。せっかく地球が人間が住める星になったのに私利私欲にまみれた高飛車で傲慢で愚かな現代人が環境破壊で台無しにしては元も子もない。現代人が地球という星を破壊してしまう権利なんてどこにもない。地球環境を守るのは現代人の義務。地球環境を壊すなんて許されない。読書博士や読書依存症人間として読書を楽しめるのも地球があってこそ。2022/08/04
鐵太郎
18
地球と地球上生物、そして人類の歴史を、現在の最新の科学的知見に基づいて丁寧に、優しくわかりやすく描いたもの。地球上における生命の定義から始まり、ビッグバンから現在までの地球の長い歴史と生命がどうやって発生したか(ちなみに、現時点でいまだに謎が多い)、そして生命が地球をどのように変えたか、人類とはなにかを解説します。最後に語られるのは、宇宙に生物がいる可能性、彼らとコンタクトできる可能性。新書サイズでこれだけ詰め込んでいるので、ところによっては無茶苦茶難しい、しかし読んでいて楽しい本でした。2022/04/17
スプリント
9
ビックバンから現代までの地球の歴史と人類の歴史を突き合わせると人類の適応能力の高さはまさに奇跡なのだと思う。2024/04/30
oooともろー
4
宇宙史、地球史、人類史の基礎的知識を網羅。2022/06/15