ちくまプリマー新書<br> 心とからだの倫理学―エンハンスメントから考える

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ちくまプリマー新書
心とからだの倫理学―エンハンスメントから考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480684066
  • NDC分類 150.4
  • Cコード C0212

出版社内容情報

整形で顔を変えてしまってよいのか。能力や性格は薬によって変えることの是非は。変化によってあなたと社会はどうなるの? 倫理学の観点から論点を提示する。

内容説明

整形で身体に手を入れてもよいのだろうか。能力や性格は薬によって変えてよいものか。変化によってあなたと社会はどうなるのか?倫理学の観点から読者とともに考える。

目次

第1部 「身体」をつくりかえる?(容姿を整える―美容整形の倫理を考える;運動能力を増強する―ドーピングの倫理を考える;身体を機械化する―サイボーグ化の倫理を考える)
第2部 「心」をつくりかえる?(認知能力を向上させる―スマートドラッグの倫理を考える;気分・感情・性格を変化させる―感情制御の倫理を考える;性を一致させる―性別移行をめぐる倫理を考える)
第3部 「人間」をつくりかえる?(遺伝子を操作する―遺伝子操作の倫理を考える;善人をつくりだす―モラルエンハンスメントの倫理を考える)

著者等紹介

佐藤岳詩[サトウタケシ]
1979年、北海道岩見沢市生まれ。京都大学文学部卒業。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。熊本大学文学部准教授を経て、専修大学文学部哲学科准教授。専門はメタ倫理学、およびエンハンスメントを中心とした応用倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

50
実用化されていない技術を扱っていることに加えて、「すでに良いものをより良くする」というスローガンからして、そんなに苦しい話にはならないのではないか… しかし、研究を始めてみると、そんなわけはない(あとがき)/トロッコ問題などと違い、美容整形、気分あげる薬とかプリマーの世代にも身近なお話で良い題材だと思いました。著者が強調されている、ある行為を考える際、自分自身としての視点、社会全体の影響から見た視点、また社会全体から見た視点がどうあれ、個人の選択に強制を加えることは誰にも出来ないという話が印象的でした2021/08/23

venturingbeyond

31
『「倫理の問題」とは何か』に続いて、今年2冊目の佐藤先生の倫理学入門書を読了。前書はメタ倫理学入門だったが、こちらは「エンハンスメント」の視点でまとめられた応用倫理学入門。身体や精神のエンハンスメントについて、肯定・否定双方の主張を明確に示した上で、読者に「自分ならどうする?」、「親しい人ならどうする?」、「普及した場合の社会的影響は?」と検討を促す。全体の構成からすると少々異質なテーマだが、第6章の「性別変更」を扱った章が特にお薦め。コンパクトな分量で、このテーマの良質な入門篇となっています。2021/08/29

おおにし

30
エンハンスメントとは科学技術を使い心身機能を増強させることで、治療がマイナスをゼロにする行為に対して、ゼロをプラスにする行為をいう。本書では美容整形、ドーピング、遺伝子組み換えなどの最新の話題で、学生が討論するための基礎知識や賛否の論点がわかりやすくまとめてある。倫理学の重要な考え方の解説もあり、高校の倫理の時間にぜひ使ってほしい良書だと思う。性別移行の章ではLGBTQの解説がわかりやすく、私の知識に不備があることが判明。早速アップデートした。2021/10/11

ステビア

25
色々議論はあるが、結局大事なのは自己所有権ではないだろうか2021/12/16

ふみあき

23
美容整形やドーピング等、さまざまなエンハンスメントをめぐる論争が取り上げられるが、ほとんどの場合、「自然」あるいは「真正」であることに絶対的な価値を置くか否かに争点が収斂していくように思える。スマートドラッグだって、ハックスリーの『すばらしい新世界』や伊藤計劃の『虐殺器官』みたいな、あまりに極端な使い方に賛成する人は少数だろうし、そりゃ「チューニング理論」のような中庸(?)に落ち着くだろうな、と。ただ例外的に、第六章「性を一致させる」だけが、かなりフェミニズム寄りな主張が展開されているのに少し違和感。2021/08/14

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